書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お悔やみへ

こんな事日記にするのも何なのですが、自分の記録も兼ねている日記ですので・・・


昨日、あるお寺の方丈様(住職)が亡くなられました。私の所まで知らせが届いたのが15時半。すぐにお悔やみにいけば初どきの時間に間に合うタイミングでしたが、知らせによればまだ病院にいらっしゃるということでしたので、昨日の内のお悔やみは諦め、今日の朝一番で伺うことにしました。


そして朝一番で行ってきたわけですが、ちょうど町内の皆さんと打ち合わせなどをしている最中でして、ごたごたしている所へ伺ってしまいました。こういう時ですからいつでもゴタゴタしているのでしょうけれど。


同じ教区の皆さんはすでに昨夜の内にご訪問があったそうで、私が行った時には誰もいませんでした。お檀家さん方も昨夜の内にお出でになったのかもしれません。良いのか悪いのか、ゆっくりとお経を読むことが出来ました。


たぶん、方丈様には初めてお会いするんです。どこか大勢の集まりの中ではお見かけしたことがあるのかもしれませんが、そのお寺の方丈様と意識してお会いするのは、初めてなんです。副住職さんとは親しくさせていただいていますから、いつかお目にかかりたいとは思っておりましたが、昨年来体調を崩されておりまして、とうとう、このような形となってしまいました。残念です。


人の命には限りがあります。真理でも悟りでもありません。そういうものなのです。その限られた時間を、方丈様とお会いするという目的のために、有効に使っていたのか。その問にはノーと答えるしかありません。


命の時間を有効に使っているかどうか。いつでも自信を持ってイエスと答えられる生き方を、したいです。明日お通夜。明後日密葬義。及ばずながら、ご供養に参列させていただくつもりです。