書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

三が日3日目

いよいよ今日でお正月三が日が終わります。元朝祈祷も今日が最後。3日目ともなるとお付き合いいただく方もだいぶへり、今日は15人ほどでしたでしょうか。少し寂しいですが、それでもこれだけ集まっていただいたと喜ばなくてはなりません。


はっきり申しまして、さまざまに用事が目白押しのお正月ですから、檀家さんを寄せて、さらに甘酒の振る舞い付きという朝のお勤めは、しんどいです。住職と2人でお勤めするだけならそれほどではないのですが、緊張感やら甘酒の準備やら、お寺の人間全員がそれぞれにへとへとになります。


しかしそれも、終わってみるとまた来年もしっかりと続けていこうと思えるから不思議です。寒い中、暗い中、朝早くから集まってくださる方がこんなに大勢いてくださるという、その事実が力を与えてくれるのだと思います。ありがとうございます。


どんなに住職が優れていても、お寺というのはそれだけでは成り立ちません。お檀家さんをはじめ、力強く支えてくださる方がいて初めて成り立つのです。それがまた住職に力を与え、さらにまたお檀家さんに力を与えるわけです。タイヤの両輪のように、どちらかが欠けても成り立たず、しかしひとたび回り出せば、とても強い力を発揮する。それが、お寺というものです。


お正月も終わり、いよいよ2009年が動き出しました。今年一年、そのことを常に念頭に置いて、お寺としての力を発揮出来るように、努力していく所存です。


本年も、どうぞよろしくお願いいたします。