書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

日増しに仕事が増えていく

仕事で溢れかえる歳末、皆様いかがお過ごしでしょうか。世の中は不景気色に染まり、リストラの嵐が吹き荒れ、不安な年越しを迎える方も多いのではと、心中お察しいたします。


日々どんなにまじめに働いていても、ある日突然首切りの憂き目に遭ってしまう、現在の社会制度そのものに疑問を抱かざるを得ません。こんな状態で一律にお金をばらまいたところでそれが消費に向かう割合はそう多くはないでしょうし、貯蓄に回すにしても資産運用に回すにしても、今度は少なすぎます。政治家は一体何を考えているのやら。


そうしたことにゆっくりと思いを巡らす暇もなく、私は仕事に追われています。このご時世に仕事があるだけマシと考えることも出来ますが、仕事量と所得はほぼ無関係ですので、贅沢言えばいわゆる仕事というものに振り回されず、浜名湖を眺めながら坐禅して、檀家さんが来たらお話をして、何でも相談に乗って、一緒に泣き笑いして。そうして日々を送れたら最高なわけですが。


僧侶として生きるには、現代ではお寺の経営というものと無縁ではいられません。そこが現代の僧侶の悲しむべき現実ですね。


明日は宗務所。仕事納めです。やり残した仕事を片付け、大掃除もしなくてはなりません。明後日は稲荷様大祭の準備。お葬式が出来たので、その隙を縫って稲荷殿の掃除を始め、お祭りの準備をしなくてはなりません。間に合うのか心配です。お祭りが終わると、いよいよ年越しの準備です。なんだかんだとやることがあります。


年賀状も!


無事に年が越せるのか、ちょっと不安なのですよ。