書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

繋がったネットワーク

IDとパスワードが、関係者の持つ走り書きメモから発掘されまして、無事にルーターの設定をすることが出来ました。この情報を求めて昨日は市内を走り回ったわけですが、見つかってしまえば解決は簡単で、作業時間は10分程度。


メモが手書きだったため、アルファベットのmやnの違いなどで、複数通りのID、パスワードの組み合わせが考えられたために10分もかかりましたが、それがなければ数分の作業ですね。一番時間がかかるのが、ルーター再起動の時間だったりしますよ。


この件はこれで任務完了。
そしてもう一つ、繋がったネットワークが。


某事務所は、1階と2階でネットワークが繋がっていません。外向けの、つまりインターネットへの接続は共有出来ているのですが、内部ネットワークは断絶されています。そのために、データのやりとりにはUSBメモリへ書き込んで階段を上るなどする必要が有りました。


双方のネットワーク設定を合わせればこんな事にはならないのですが、片方の階に入っている業者のリモートメンテナンスの都合で、それがうまくいかないのです。もう片方の階のネットワークは私がメンテナンスをしていますので(成り行きで)、その階の設定を片方の階と合わせればおそらく繋がるのですが、すでに安定稼働しているネットワークの設定を、影響が出ない範囲とはいえ、変更するということには神経質にならざるを得ません。


仕事であれば、不具合が出れば急行して対処も出来ますが、ボランティアでは、他の用事を放って駆けつけるのは、いささか厳しい場面も考えられます。なので、ネットワーク設定変更案は、とりあえず却下。次善の策を探しました。


インターネット上のオンラインストレージサービスを活用して、インターネット越しにファイルの共有をしようというのです。通信経路は暗号化されていますから、その間での盗聴はかなり難しいですし、実際にデータが保存されるサーバーから万一盗難があれば、即刻信用を失ってサービス提供企業は立ちゆかなくなりますから、おそらくかなり厳重に対処されていることでしょう。


個人情報を含む情報のやりとりに使うかどうかはかなり慎重に判断しなくてはなりませんが、その他の一般的な書類のやりとりであれば、何ら問題ないと言えます。


私が選んだのは、専用アプリケーションをインストールし、特定のフォルダにファイルを入れると、それがオンラインストレージにもコピーされ、さらにその領域を共有している他のPCの当該フォルダにもコピーされるというもの。一連の動作が全て自動で、使用者は意識する必要なく行われます。非常に使いやすいと思われます。


使用者からすると、一つのフォルダを他の使用者と共有している感覚です。その裏ではインターネットを介してやりとりがされていることなど、しばらく使ううちに忘れてしまいそうなほど、自動処理されます。


サービス名はdropbox。今のところ、英語でしかサービスは提供されていませんが、日本語ファイルのやりとりにも何ら支障はありません。上に書いたような動作をしますので、英語を目にする機会もありません(インターネットを介してファイルが増えたり減ったり更新されたりすると、専用ソフトのタスクアイコンが、通知を英文で表示するぐらいです)


自分でもここ何ヶ月か利用していますが、便利ですよ。おすすめです。


dropboxを使うことで、懸案だった1階と2階のファイル共有もとりあえず実現出来ました。昨日と違って、今日は良い具合です。