書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

繋がらないネットワーク

市内某所に、湖西市災害ボランティアの強い要望を受けて、市が設置した無線LANによるインターネットのアクセスポイントが設置されています。これは、東海地震などの大規模災害発生時に、災害ボランティア本部が設置され、NTTのADSL回線が復旧次第、ブロードバンド接続を利用開始出来るようにするための処置です。


設置したのは2年前。最近になり、訓練のために使用しようにも、急にインターネットにアクセス出来なくなったと連絡がありました。災害ボランティア内の担当者(私もその1人なのですが)が障害復旧を試みるもことごとくうまくいかず、最終的に私の手にゆだねられることになりました。


それがもう2週間ぐらい前になるでしょうか。万一の時のためのものが、万一の時に使えなくては話にならないので、即座に復旧させることが求められるのですが、日常の仕事や生活も犠牲に出来ず、今日まで延び延びになっていました。


ようやく時間が取れたので、災害ボランティアのパソコンを担いで現場に赴き、まずは現状確認。たしかに繋がりません。しかも自動で割り振られるIPアドレス回りの値が、明らかにおかしい。これはもう、パソコンの設定の問題ではなく、ルーターの設定と判断出来ました。


当初設定したSSIDが失われ、工場出荷時の設定に書き換わっていたことも、おかしな要素でした。こういうときはまずは初期化するのが常套手段。説明書の初期化の項を開き、さくさくと作業しました。


ここまでは順調。
しかし、よくよく考えたら、プロバイダーのID、パスワードが分かりません。これがなくてはルーターの設定が出来ません。


災害ボランティアの書類などが収められているはずのロッカーを漁るも、見つからず。他の担当者や代表に尋ねるも不明。設置した時に私も立ち会ったので、目にはしているはずなのですが、その書類がその後どこへ行ったのか、さっぱり分かりません。最後の希望と市の担当者に連絡を取るも、当時の担当者と変わっているので、引き継いだ書類だけが全てです。その中には、含まれていないとのことでした。


見つからない場合は、市からプロバイダーへ連絡出来ますよということなので、いずれは復旧出来る見込みは立ちましたので、ルーターのセキュリティ設定だけ済まして引き上げてきました。この間、市内を三角形に2周しました。慌ただしい・・・


ルーターも、プロバイダーの設定情報だけ残して初期化、などと出来れば良いのですが。初期化の前に設定をいじってみれば良かったなぁ。


午前中には片付いて、午後からは別の用件に取り組めるつもりで居たのですが、完全に予定が狂ってしまいました。残念無念。