書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

蔵書発掘

今夜は若三会。正太寺のある教区内での、研修会です。出席者が少なかったので、皆思い思いに講師(うちの師匠)に質問をするという形式に自然となりました。


その際に、仏様の真言が話題になり、この本にたくさん載ってるよと師匠が持ってきた本に、他にもいろんな事が書いてありまして(真言の部分は付録でした)。いくつかやってみたい法要も載っていました。


例えば入檀式。お檀家になる式です。正太寺の場合は、新家さんでお葬式があると、自動的に入檀となります。それ以外のケースというのは、100%と言えるほど、ありません。仏様が出来てからで良いじゃないですかと、こちらから言いますので。


ただ、システムはそのままでも良いとして、お檀家になった、と言う実感は乏しいと思うんですよね。お付き合いしていくうちに、菩提寺であるという意識が強まっていくとは思うのですが、自分が仏教徒であるという意識が強まるかどうかが、あまりにもその人その家に任せっぱなしになっているように思います。ときどきにあわせてお説教もしますが、それだけで足りているかどうか。


入檀式という儀式を設けて、仏教に帰依するということの説明をしたり、実際に帰依文を一緒にお唱えしたり、懺悔文をお唱えしたり。そうしたら、それらを日々お唱えしましょうと、自然にお話し出来るんですよね。


ついでに、仏壇のお飾りの仕方など、ある程度基本となるものについては、マニュアル的な説明も出来ると思います。こちら側も、回数を重ねることでより分かりやすく、より充実したお話が出来ると思いますし。


デメリットもあまりないと思うんですよ。師匠と相談して、やってみても良いかなと思います。希望があればすでにお檀家の方もやれるようにしたら、新たな布教の機会の創設になりますし。


よし。これは、やってみたいぞ。