書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

インスタントコーヒーが不足しています

お寺には、インスタントコーヒーが、本当に腐らせるほどある、というのは事実でした。籠盛りによく入っていたのです。それが最近では、ワンカップ用のドリップコーヒーが入っていて、よくある粉のインスタントコーヒーは見かけなくなってしまいました。


そりゃあね、簡易式とはいえ、ドリップコーヒーの方が、味は本格的ですよ。ただ、長年インスタントコーヒーに慣れ親しんでしまった舌には、お店でマスターがじっくりいれてくれたコーヒーの次においしいのは、インスタントコーヒーなのですよ。コーヒーメーカーでドリップした物よりもおいしいのですよ。ミルしたらまた違うかも知れませんが。


とにかく飲まなきゃ腐ってしまうというので、昔からよく飲みました。大学自体以降、数年にわたり紅茶党になった時期もありましたが、今はどちらもバランスよく飲んでいます。


紅茶にしろ、ドリップにしろ、ゴミが出るのが一番の困りものです。その点インスタントコーヒーは、ゴミゼロです。スプーンなんて師匠と使い回しです。2人がかりですから、日に最低3、4回は同じスプーンを使ってぐーるぐーるぐーるとかき混ぜるわけです。クリープ類はいれませんから、気になるほどスプーンに使用痕が残りません。たぶんね、ひと月ぐらいは同じスプーンを洗わずに使い続けてると思いますよ。スプーンに残っていたとしてもコーヒーですからね。簡単に腐りはしないでしょ。


気軽さではインスタントコーヒーが一番です。ドリップというと、後処理まで考えて、飲むのを躊躇してしまいます。全国の籠盛り業者さんにお願いです。どうか、正太寺にお供えされる可能性のある籠盛りには、昔ながらのインスタントコーヒーを入れておいてください。よろしくお願いいたします。