書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

葬儀

おととい亡くなった親戚のおばあちゃんの葬儀が、本日執り行われました。私も役僧として参列しました。会場が離れていたため、他のお役僧さんの運転手もつとめた関係で、本当に普通の役僧としての時間を過ごしました。親戚として、少し早めに会場入りしたり、火葬までお付き合いしたりとしたかったのですが、住職夫妻がお付き合いすることもあり、私は早々に帰ってきてしまいました。


なんとも微妙な立場です。正太寺の穴水家が本屋になりますから、その跡取りの私はそれなりにその場にいるべきなのでしょうけれども。こんな時にも副住職の役割を果たすことが重要で。本来僧侶は出家した身ですから、つまり血縁を絶っていると同じ扱いですから、僧侶となった時点で、これは覚悟しておくべき事ではあります。


それでもやはり、悲しいものは悲しいですし、普通の親戚としてお役に立ちたいという思いも強かったです。もっと力添えが出来たはずなのにと、今更思います。


そんな思いとはまた別の思いにも身を浸しました。今日は数ヶ月前から計画していた、手親会の「なかま」たちとボランティアとでバーベキューを楽しむイベント当日です。結局私のイベントは、朝、鷲津駅から会場の渚園に近い弁天島駅へと向かう参加者を、見送るところで終わりになってしまいました。珍しく事前準備もボランティアさんの募集も順調で、今回は納得して一日を終えられると意気込んでいたのですが・・・


夜になってメールで届けられたイベント中の写真には、なかまたちの笑顔がたくさん収まっていました。笑顔を引き出せる内容で良かったと思うと共に、その場に一緒にいたかったという思いもより一層強くなりました。残念です。仕方のないことですが。


今後は、イベントの事後処理と、今日集まってくれたボランティアさんを次のイベントにも来てもらえるように繋がりを強くしておくことに、力を尽くしたいと思います。今日発揮できなかった分のエネルギーを、がつんと送り込むのです。