書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

無事にお勤め完了

晋山結制、無事に滞りなく厳修されました。いやぁ、よそのお寺のお祝いとはいえ、その場に身を置くのはうれしいものです。長丁場の行事ですから、意味のある場面でも、どうしても間延びしてるように感じる時間があるわけですが、それが緊張した面持ちで参列するお檀家さん方に伝わらないようにするのが一番大切ですかね。


我々は、自分が主役になるのは普通は一生に一度あるかないかですが、その場に身を置くことは何度かあります。そのためについついよそに気がいくこともあるのですが、お檀家さんにとってはおそらく一度きり、長生きすれば2度みれるかなというほどの希な式ですからね。(普通こういうときに参列するのは家族の中でも家長に位置する人でしょうから、住職の次の代替わりの時まで元気にいるというのは難しいことです。)


時には50年も住職をお勤めになる方もいらします。自分が二十歳の時にその方が晋山結制をしたとして、次の機会は50年後です。70歳ですよ。そういう、滅多にない儀式なのです。


お手伝いをする我々としても、そのことを肝に銘じて真剣に取り組みますから、たとえ途中気がそれても、疲れはしっかりと蓄積されていきます。たちっぱなしですから特に腰のあたりがやばいです。
かたや参列の方々は座りっぱなし。それもまたしんどいことです。こういうとき、お寺も椅子の時代かなと考えるのですが、半日椅子に座りっぱなしと、半日畳の上に座りっぱなし、どちらかが楽かと考えると、なんだかどっちもどっちに思えてきますね。


そんなことを考えながら、夕方うちにたどり着いて、無事にお勤め完了です。休む間もなく明日の朝には隣の地区のお寺さんに法要の手伝いへ。明後日は特派布教。曹洞宗の任命する特派布教師さんが、お説教をしに来てくれます。正太寺のある静岡県第4宗務所第3教区では、各寺院の総代さん方に集まっていただき、いくつかの法要をお勤めした後に2時間ほどのお説教を聞いていただきます。それが終わると今度は宗務所の職員会議。


そこまで行くと、一日休暇。休暇といっても娘の用事があるのでゴロゴロもしていられないですけどね。その後も予定が詰まってます。なんでこんなに詰まってるんだろというぐらい。先日詰まり具合に気がついて覚悟はしていたのですが、こうしてその期間を迎えてみるとなかなかしんどいですね。行事ばっかりこんなに重ならなくてもなぁ・・・


通常ペースに戻るのは下旬からです。それまで一息でがんばります!