書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

整理整頓は、仕事の能率を上げるための大事な作業です

って、ほんとに?
共感してくれる方も多いと思いますが、デスク周りは適度に散らかっている状態の方が、仕事の能率は上がるような気がします。もちろん整理が得意で常日頃から何か使うたびに片付けていられるような人なら話は別ですが。


私の場合は、整理整頓は能率を上げるためと言うより、気分転換のために行うことの方が多いです。すっきり整ったデスク周りを眺めて自己満足をし、それでリフレッシュ出来るのです。


何事にも向き不向きはあります。整理することに気をとられすぎて肝心の仕事がおろそかになってしまったら元も子もありません。無理しすぎるのは良くないのです。
ただまた、最低限度というものもあります。あまりに散らかりすぎなのは見た目にもよろしくありません。そこまで散らからないようにするか、定期的に片付けることで、周囲に「あれ以上は散らからない」という安心感を持ってもらわなくてはなりません。それも気遣いです。


今日は少しだけ、デスクの上を整理しました。パソコンとディスプレイと各種書類、そして電源コード類で埋め尽くされていたのですが、電源コード類は机の下におろし、ほとんど使っていなかった小型のホワイトボードも撤去。使っていないのになぜか乗ったままになっていたネットワークHUBも撤去。無線LANアクセスポイントは縦置きにしてスペースを節約。


そんなこんなで、だいぶ机の色が見えるようになりました。気持ちいいですね。
でも、この状態を保つために日々努力していたら、仕事にならないと思いますが。


お寺の場合は違います。長い時の中で、何をどうやって整えたらいいのかが完全に出来上がっていますから、その通りにするだけで、すべてがうまく回るようになっているんです。ですから、出し放しなんてもっての外。(収納スペースの問題はありますけどね)
お寺の中が雑然としないのは、先人たちの努力と教えのおかげなのです。感謝感謝。


デスク周りの整理法もいつかそうやって、手順に従うだけでOKという物が出来上がるのでしょうか。ほとんど収納スペースのない私の部屋では、どうあがいてもやりようがないと思われますけども。