書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

紙か、電子か

専ら電子手帳を使う副住職ですこんばんは。
でもね、ほぼ日手帳には毎年誘惑され続けています。紙に書くという行為と、それを後から読み返すという行為は、電子手帳で味わうのは難しい。悪筆なのが問題ですね。


持ち歩きの問題もあります。
電子手帳は年々小型化され、最近ではとうとう携帯電話と一体化しました。電話と手帳という、無くてはならないアイテムが一つにまとまったのです。紙の手帳ではこれは出来ません。ジーパンのポケットに入るというのは、電子手帳の大きなアドバンテージです。


ほぼ日手帳を入手して、日記代わりにも使いたいという思いはあります。それを次の年に読み返すことで、その頃のことを思い出す。毎年繰り返す行持などの前にはとても有効な行動です。電子手帳というのはなかなか読み返しません。紙のようにぱらぱらとめくって目に付いたところを読む、ということも出来ません。律儀に1ページ1ページめくってくれちゃいます。


私の最近のメインの手帳は、SoftbankX01HT。よく圏外になりますが、温泉地に行かなければだいたい大丈夫。ただ、いずれ住職になったときは、この程度のエリアだとちょっと困りますね。携帯電話のない時代を思えばたいしたことではありませんが。
電話としてはまあそんな感じで、繋がってしまえば会話はクリアです。電話機能自体に問題はありません。電話としての使い勝手は、いろいろいじらないと満足出来ませんでしたけど。


手帳としては、いろいろと不満が多いです。まず安定しないこと。最初から入っている機能ですべてまかなえればそこそこ安定しているのでしょうが、使いやすいようにいじっていくと、リセットの頻度が増えます。悪いことに、正常に動作しているように見えて、電話が着信しないとかの現象もありました。しかも相手には呼び出し音が聞こえているんです。これは致命的。
3月から使い始めたのですが、先月くらいまでは、たまに自分で携帯に電話をしてみて着信動作を確認したり、たまにリセットをしたりということをしていました。


最近は、動作が怪しくなる兆候をつかめてきたので安定して使えています。それでも普通の携帯電話ほどは安心出来ませんね。
このように、電話機能自体には問題ないのですが、手帳側をいじっていくと電話に影響が出るのが弱点でしょうか。


でもそうした苦労を重ねて試行錯誤の末、今はそこそこ使いやすい手帳機能と電話機能の両方を手にしています。パソコンのようなキーボードを搭載していますから、少し長文のメモをとるのも簡単です。(逆に短文の場合は煩わしい場合もある)
予定帳も使いやすいソフトがありました。それをGoogleカレンダーと同期して、またGoogleカレンダーMacと同期して、いつでも最新の予定にアクセス出来る状態になっています。


次に必要不可欠なのはメモ機能。
これも標準の機能では使いにくい。こちらは未だに使いやすいソフトを探している段階です。良いと思って試してみても、なかなか思うような使い心地のものがありません。難しいものです。一番自分に合うソフトを使って、たいていそういうのはフリーソフトなので、作者さんに改良をお願いしたりするのが一番近道に思えるのですが、そこまでアグレッシブルな行動を起こせないんですよね。情けない。


手帳というのは難しいものです。
やっぱり電話とはくっついていて欲しいし、電話とくっついている機械には、自分の期待するような機能が備わっていないし。これがアメリカだと、なかなか良いのがあるんですよねぇ。日本で使えないのが残念です。



副住職の手帳事情は、いつまでたっても落ち着きません。手帳って、紙にしろ電子にしろ奥が深いんですよ。文具の一種ですからね。いつか一生ものに出会いたいです。