書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

終わりました

一泊二日の禅スクールの日程が、無事に終わりました。片付けもほぼ終わり、後は担当者それぞれの残務処理があるだけです。


二日間とも暑い日でした。会場の中でももっともよく使用する場所は、いちおう冷房が入るのですが機械も古いですし、効きはいまいち。それでもないよりは良いですけれど。
本堂や坐禅堂にはもちろん冷房はありません。本堂では扇風機を使うことが出来ましたが、坐禅堂ではそれすらも出来ません。日程の中で4回登場する坐禅は、汗をかきながらのものとなりました。


2日目、つまり今朝の、朝食は坐禅堂で摂りました。僧堂生活の本来の食事を体験してもらうためです。昨年は計3回ほど僧堂での食事を組み込んだのですが、今年は一回だけ。
しかしその一回が、過酷なものでした。


5時起床で坐禅と朝のお勤め、ラジオ体操済ませると、すでに7時。日は高く昇り、真夏らしく気温はぐんぐん上昇。その中で坐禅をするだけでも暑いのですが、朝食はお粥。お粥はアツアツの状態ではありませんが、それでも体の中にはいると、全身を温めてくれます。体中から噴き出す汗が、「体調を崩したときにお粥が良い理由がよく分かるなぁ」と感じさせてくれました。


私は子ども係ということで一班担当している身ですので、衣の着用は免除されて上はTシャツ、下は作務衣という衣装だったのですが、それでも暑い。飯台を仕切る役に当たったスタッフはもちろん正装。着物を着て、衣を着て、お袈裟を付けてという姿です。その状態で緊張しながら法話をして、お粥をいただいて。暑かったんだろうなぁ。


修行中には当たり前にしていたことですが、久しぶりにやってみると、堪えます。
継続は力なり、ですね。


二人ほど体調を崩して途中帰宅という残念な結果になってしまいましたが、その他にはたいした怪我もなく、無事に日程を終えられました。子どもたちも、辛い場面もあったようですが、新しい友達も出来たようで、満足そうな顔をしていました。
親御さんが迎えに来て帰って行く姿をみるのは、寂しいものですね。来年もまた来てくれるかなぁ。


1人、来年もたぶん来るよと、宣言してくれた中学生がいました。楽しみです。宗務所としては来年度の開催はまだ未定なのですが、35人と盛況でしたので、きっと開催されることでしょう。会場は、そろそろ変わるのかなぁ、どうなのかなぁ。今の場所は何かと便利なのですが。


体はへとへとです。
頭もヘロヘロです。
8月入ってから休みらしい休みがなかったですからね、当然といえば当然。
禅スクールの余韻にひたりつつ、しばらくは頭も体も休養をしないといけませんね。各部、弱っているようですし。