書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

突発の用事が発生するものの

万事順調です。昨日の掃除に続き、今日は本堂を正月用に整えました。他のお寺では、普段から天井から幕を下げていることが多いですが、正太寺の場合は大事な行持の時だけ幕を付けます。(他のお寺でも大事な行持の時には別の幕に変えます)
どうしてなのか師匠に聞いたことはないのですが、柱が塗り物だからかなと思います。普通は無垢なままの柱ですから幕でお飾りをするのですが、塗り物ですから幕を掛けたら見えなくなってしまいます。たぶん、そういう理由だと思います。


大事な行持の時には、例え塗った柱であっても、その日が特別であることを示すためにも、幕を掛けて飾るのです。と思います。


幕の飾り方は基本的にはお盆と共通です。お正月は、内陣(本堂正面、本尊様をお祭りしている須弥壇のある場所)とその周辺に加え、西側に紅幕を張り、そこに道元禅師や歴代住職の掛け軸をかけます。これが掛かると、お正月の雰囲気がぐぐっと湧いてきます。特別なのです。


ただこの掛け軸に問題がひとつ。掛ける場所が現在満杯状態なのです。師匠の場所がありません。軸を引っかける釘を打ち直して調整すればあと一本ぐらいは入りそうですが、そうすると私の場所が・・・


まぁ、私のは随分先の話ですから、気の早い話ですが。とりあえず師匠の場所だけ心配して、後は次の代で考えてもらえばいいかなぁ。
と考えるのもまた、気の早い話ですね。


明日明後日は主に餅を位牌堂に運んでお供えするのが仕事です。檀家さんそれぞれの位牌の場所を覚える良い機会です。なるべく師匠に頼らずにがんばらねば。
加えて、松と梅をとります。70本くらいでしょうか。裏山に選定せずにとってあるのがあるのですが、足りるかなぁ。ちょっと心配です。