書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

一泊二日分の疲れが二日も続いてしまう44歳

自分の体が信じられません。今日も体がだるい。眠い。午前中にお役僧へ行ったのですが、戻ってきた途端に眠気を感じる始末。

それでもその足で宗務所まで行かなくてはならなかったので少し休憩して出発しました。幸い、眠気のために運転の集中を欠くような事態にはならなかったのですが、帰り着いた途端、車内でそのまま眠ってしまいました。そこまで眠気を感じていなかったのにも関わらず。

由々しき事態です。もしも走行中に、眠気がないのに居眠りをしていたなんてことになっていたら、どんな事故を引き起こしていたかも分かりません。疲れが残りすぎているのもそうですが、疲れの出方が今までとは全然違います。命を奪いにきています。自分のみならず、周りも巻き込んで。

お役僧の控え室で隣寺和尚と会ったので、疲れ具合について話をしたのですが、彼もかなり疲れが残っているようでした。これは真剣に下見の仕方を考えなくてはなりません。

また、本番で引率をした際に、どんな疲れを残すのかが心配です。当日の二泊三日の間は気が張っているので平気だと思うのですが、翌日以降が心配です。遠出をしなきゃならないような予定は入れないようにしなくては。お寺から出ずにできる仕事以外は控えて、特に車の運転は禁止。

実際にその時になって、大した疲れもなく普段通りに動ければ幸いなことです。そうなることを願っています。

一泊二日で1,000km以上移動しているとはいえ、44歳って、こんなにも頭と体が一致しないものなのでしょうか…

一泊二日での下見に限界を感じる翌日

昨夜は睡眠時間もそこそこ取れて、朝も元気に起床。朝食終わってそのほか諸々終わってひと段落したら、気が抜けたのか体が重い。

それからしばらくはゴロゴロしていて、数分の仮眠をとったりしたもののやはり体が重い。どうにもならなくて横になってTwitter見ながらブログのネタでも探そうかと思っていたら寝落ちしているし。もうこの時期、廊下での寝落ちは風邪ひきますよ…

いよいよしょうがないので、久しぶりに午前中から栄養ドリンクに手を出して、さすがにこれで元気が出て体が動き出したのですが、夕方になると無理が出てきたのか今度は皮膚感覚がおかしくなりだしました。

風邪の予感がして慌ててベッドで本格的に休養を取って、晩御飯を食べてしばらくしたら栄養が回ってきたのかまた元気になってきましたが、1日通して体調の波があり過ぎて振り回されてしまいました。

下見を二泊三日にしたところで疲れに変わりはないのかもしれませんが、でも強行日程は精神的な余裕を奪うので、疲れの感じ方が違うのかもしれません。んー、でも、宿代かかるし、そもそも二泊も時間が取れるかどうか…

二泊三日で留守をすると、結構仕事がたまります。その気になれば外出先でも会計業務までこなせるようにしてありますが、下見の最中にそんなことをしていれば、疲れ軽減の効果は何にも出ないように思えます。

明日以降もだるさが続くようだと真剣に下見日程を考えないといけませんが、とりあえず今日のところは様子見です。夜になっていつもなら目が冴えてくるのに、今日は全然ですね。そうだ、夜型になっていた体のサイクルを昼型に戻すチャンスかもしれません。

坂東三十三観音下見二日目

二日目です。出発はゆっくり9時。下見の時は強行日程ですが、朝だけはゆっくりです。しっかり眠ってしっかり朝食を食べて。少しでも体を休ませて二日目に臨みます。その分帰宅時間は遅くなって22時の予定。

まずは浅草寺へ。このために都内にホテルを取りました。急に帰らなくてはならなくなっても、東京からなら近いですからね。最初の案ではつくば市内に泊まろうと考えていたのですが、その辺も勘案しての判断。ちなみに帰宅時間に差はありません。不思議なくらい差がありません。差があるのは宿代ですね…でも久しぶりに都会の喧騒が味わえたから良いのです。

残りは全て千葉県。それもほぼ北部の方。台風15号の被害については南の方が中心のように感じていましたが、道中ブルーシートが屋根にかぶったお宅がいくつもありましたし、坂東の札所になっているお寺さんでも、今回回った4ヶ寺のうち2ヶ寺で被害が出ていました。千葉寺さんは手水所が全壊。千葉県の天然記念物に指定されているイチョウの木、創建翌年の西暦710に植えられたそうですが、そのイチョウの枝が台風で折れ、すぐ近くにあった手水所に直撃したようです。

龍王院さんでも、建物への大きな被害はなかったものの、倒木もあったようですし、山門の屋根瓦がおかしなことになっていたので、あれも多分台風が原因でしょう。倒木はすでに片付けられていましたが、屋根瓦についてはだいぶ後回しになるのかなぁ。住んでいるお宅の屋根が当然優先でしょうから。

昼食をコンビニで買ったものを車中で食べて済ますことで、なんとか当初予定のタイムスケジュール通りに回る終えることができました。帰りは首都高でやはり渋滞があったり、リニューアル工事の渋滞の発生している東名高速か、事故渋滞の発生している新東名か、どちらへ進路をとるか悩ましい問題も発生しましたが、最終的には予定通りの帰宅となりました。夕食の時間も大幅に削ったからと思われます。

まずは大半の運転を担当してくれた隣寺和尚に感謝。見事なスケジューリングの自分にも感謝。そして、来春に予定している本番でも、全員元気に巡礼に出かけて戻ってこれることを願いつつ、下見ビデオの作成に取り掛かろう思います。

坂東三十三観音巡礼 第二回行程 下見出発

長いタイトル。漢字ばかり。ただ非常にわかりやすいと思います。

今回の行程はおおむね茨城県と千葉県。千葉県は北のほうなので、たぶん台風の爪痕は南のほうほどはひどくないはず。報道で得られる情報には限りがあるので、どんな状況なのかは気になっています。明日行きます。

今日は茨城県。いつものように隣寺和尚に手伝ってもらって出発です。静岡から向かうと、圏央道を経由するのが渋滞を回避出来て抜群なのですが、気が付いたら分岐を過ぎていました。話が盛り上がりすぎるのも困りもの。そのため首都高に入るまでに渋滞に巻き込まれ、だいぶ時間をロスしました。

それでも20分遅れぐらいで最初のお寺へ到着。結構な時間渋滞の中にいたと思うのですが、意外とロスタイムが少なかったようです。それでも、そこにいたるまで5時間以上。朝5時に出発しているのに、一ヶ寺目ですでに10時を回っていました。ハードワークです。

ここからいつもの通りに、下見ビデオの撮影をしつつ、足早に五ヶ寺を回って、ホテルを予約してある東京都内へ。明日はそこそこ近くにある浅草寺を訪問した後、千葉県へと入ります。なるべく浅草寺に近づきたかったので都内のホテルとなりましたが、都会はいいなぁ。最近は高原のコテージ泊が続いたので、都会の喧騒がわくわくさせてくれます。虫の音も好きですが、都会のざわざわも好きです。いろんなものを好きと感じられる自分に乾杯。

その都会の喧騒の中で何をするかというと、ホテルの部屋で一人こうして日記を書くぐらいなんですけどね。出来ればブログにも何かアップして、時間があったらNetfilxでも見たいなぁ。お寺ではなかなかしない過ごし方をして見たいと思ってます。

といいつつ今はもう23時。撮影したビデオをチェックしているとあっという間に時間が過ぎます…

部屋のほとんどがベッドで埋まっているとはいえ、寺務所よりはちょっと広く感じるので、いつもより広めの空間でもう少し仕事したい気持ちがあります。控えめに言って、頭おかしいですね。

おせんぼうの日

いつものお中日のごとく、観音懺法(かんのんせんぼう)を修行しました。今回は湖西市利木の閑田寺様にて。

近隣六ヶ寺で懺法講を組織し、各彼岸ごとに回り番で会場を移動します。懺法講の目的は、各寺院の檀家さん各家先祖代々のご供養です。特別に設けた祭壇には掛け軸がかけられ、そこには戒名がずらりと書かれています。六ヶ寺分ですからそりゃもうたくさんです。現在は五本の掛け軸をかけていますが、もう一本、一番古いものはスペースの都合上、収納箱の中でお留守番です。それでも、法要中に読む読み込み帳には今の所全員入っています。これもそろそろ作り直そうかという事になっていて、その際にはお留守番組ができてしまうかもしれませんが、導師の最後の読み込みには全員分が含まれますので、結論としてはみなさんずっとご供養されます。

懺法講が続く限り、永代供養なんです。永代供養申し込まなくても。

六ヶ寺を春秋の彼岸で回ると、三年に一度会場が回ってくる事になります。その三年間に亡くなられた方々の戒名を掛け軸と読み込み帳に書き入れて、初めてのご供養をするという事で、該当されるお家の方にはお声かけして、参列していただいています。大きな声では言えませんが、法要はだいぶ略しています。それでも1時間余かかりますから参列される方にとっては長い時間でしょう。

それでも、各住職が始まる前や終わった後に行なっている観音懺法にまつわる法話を聞いて、参列してよかったと思えていただけていたら幸いです。

正太寺以外のお寺さんは、檀家さんが椅子で参列できるようになりました。正太寺でも椅子を買いたいと思っているのですが、畳を傷めず、背もたれがなくて積み重ねられるタイプのものが、一脚5千円ちょっと。最終的には60や70は欲しいので、かなりの金額になります。とりあえず30脚あれば、お寺での法要はともかく、檀家さんのお年忌用に、貸し出しをするのに十分な数になるなと思いつつ、それでも15万円以上かかるので手が出ずにいます。

かといって貸し出しを有料にするのも嫌だし。こんな話を時々してみて、お檀家さんの中から「買ってやるよ!」という声が上がらないかと待っているところです。(お寺はこうした寄付で成り立っております)

正太寺に観音懺法の会場が回ってくるのは来年の秋です。椅子のこともそうですが、ちょっとずつ準備をしながら参列しやすい環境づくりを考えていこうと思います。

追伸。お団子は上手に出来上がりましたよ!やったー!

お中日前夜はお団子作り

正太寺では、お彼岸の入りとお中日に、お団子をお供えしています。ピラミッド状に積んだやつです。

米粉を買ってきて、最近は1kg使います。これより増やすと蒸し器に入らないのです。以前は1.5kgでやっていたのですが、なぜか最近それだと入りきらなくなってしまって…

米粉をこねるのに熱湯を使うというのは広く認知されていることだと思うのですが、なぜ熱湯かというのを調べていくうちに、どうやら最近の米粉は熱湯でなくても良いのでは、という結論にたどり着きました。

昔は今ほど米粉の粒が小さくなく、熱湯によって粒がつぶれて粘りが出るということのようで、米粉の粒が非常に細かくなった最近の米粉は(平成に入ったぐらいから十分に細かいようです)熱湯を使わずとも粘りがちゃんと出るんだそうです。

もっとも、昭和50年ごろの米粉であっても、80度もあればそれ以上高温のものとの差はほとんど出なかったようですが。

そんなわけで、お彼岸の入りのお団子は、熱湯ではなく、少しだけ低い湯温で作りました。それでもまだ熱かったのですが、出来上がりはこれまでと何ら変わりなく、一安心。最終目標は水で作ることなのですが、一気にそこまでは勇気がないので、お中日に向けた今日のお団子作りでは、さらに低い湯温で挑戦しました。

でもまだちょっと熱かったので、70度以上はあったのかもしれません。火を止めるのが少し遅かった。

前回のお団子作りで、少し固めに仕上がり、ピラミッド状に積むのに苦労しました。すぐ落ちてしまうんです。丸めて積むのが私の分担なので、そこをもう少し楽にするべく、湯量をわずかに増やしてみようということになりました。

前回は米粉1kgに対して、お湯を790ml。平成29年から記録をつけ始めて、その時には750mlだったので、だいぶ増えました。790mlよりわずかに増やして800mlで挑戦。

そしたら、非常にクリーミーになってしまって、団子に丸めるどころではなくなってしまいました。米粉は余分に買っていないので、大変まずい状況です。米粉を足せば話は早いのですが、確か入出のスーパーには無かったような気がして、他のスーパーは車で片道15分から20分かかります。腰が重くなりまして、ひたすらこねたらどうだろうと、こねまくりました。

少しはまとまってきたのですが、それでもまだ団子にできません。まな板の上でピラミッドにすると、蒸し器に移す時にまな板にくっついて離れないんです。これでは仕事にならない。

今度は、扇風機をかけて風を当てながらしばし放置。30分ほど放置したでしょうか。少し水分が飛んで、ようやく団子ピラミッドが作れるようになりました。でも、柔らかいのに、塊から切り離した時にはボロボロとなるし、非常に不思議な状態です。以前、水分多めで作った時には、蒸し終わったらピラミッドが力なくヘニョっとなっていました。団子の一つ一つが、柔らかさゆえに3分の2ぐらいの高さに押しつぶされていたんです。もしかしたら、あれの再来になるかも。

あの時には見てくれは悪かったものの、お団子自体はとても美味しかったんです。柔らかくて、最高でした。今回もせめてそうあって欲しいのですが、ボロボロなりやすかったのが気になります。食感があまり良くないかも…

久しぶりに、蒸しあがりが心配な出来栄えとなりました。湯温が低いせいではないと思うのですが、他の理由が見当たりません。計量カップの読み間違えはさすがの私もしていないと思いますけれど。大事なところを私が関わっているのが失敗の原因かもしれませんね。妻に任せて、丸めるだけにするべきだったか。

もし明日お参りに来て、変な形のお団子が気になったら、この日記を思い出していただけると幸いです。台風の影響はこの辺りはさほどでもないようですからね。お天気見ながらお参りください。午後からならなんともないと思います。

今度の台風、沖縄ですでに怪我人が出ていますし、九州でも鉄塔が曲がったりと、被害が出ています。せめて亡くなる方が出ませんように。台風15号で停電が続いている地域の皆様にも、早く日常が取り戻せるように、お祈りしております。

そろそろ下見へ向けて準備もしないと

坂東三十三観音巡りの下見が3日後に迫っています。そろそろ携行品の準備もしないといけません。足りないものをネットで取り寄せるのは、タイムリミットに近いです。

一番大事なのはカメラ周り。今回もOsmo Pocketをメインカメラとして使用します。小さな社外オプションを使って外付けマイクを取り付けて、音声もバッチリ、の予定。

小さな社外オプションは本当に小さなものなので、しまい無くしを恐れていました。どこに行ったかなぁと探したら、やっぱり見つからない。昨日の夜と今朝、そして今夜。3回目の捜索でとうとう発見しました。

マイクについてた。

Osmo Pocketは外付けマイク無しでも使うので、小さな社外オプションをつけっぱなしにはできません。一方、外付けマイクは観音巡りの時にしか今の所使わないので、そちらへつけっぱなしで保管していたのです。

素晴らしいですね、私。

使用したのは4月ですから5ヶ月前。その時の自分に拍手。

そして少なからぬ時間を使って捜索していた今の自分にブーイング。

とはいえ、見つかって良かったです。あとはパソコンやら充電器やら。確実に映像を撮ることが大事なので、着替えはオマケレベル。それから各札所の見所も抑えておかないとね。全部映像に撮って参加者に見せちゃうと楽しみがなくなっちゃいますが、総集編とかで使えるように。

総集編の製作は全くの未定ですけれどもね。そもそも西国三十三所巡りでも総集編は作ってません。

下見に出るのももう5回目。今までで一番の忘れ物は、ナビとして使うiPad miniでした。あれだけは忘れないようにしないと。

宣伝 もばいる坊主も最近は一日ひとつふたつの記事を書いてます。お暇な時にどうぞ。