書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

こういう日に仕事を進めないとすぐに何か身動き取れなくなって仕事がたまり始めるよ

なんとなく時間があって、でも文章を書いたりレイアウトを考えたりをする力が出てこない、そんな一日。正太寺通信の原稿はだいたい揃って、あとはレイアウトを作ってテキストを流し込んで過不足を調整すれば多分発行できるだけの文量は確保できていると思うんです。でもそのレイアウトに取りかかれない。

ホームページのリニューアル問題も、昨日の通りの状況でなかなか手を動かすところまでいきません。スケッチブックに完成予想図でも書き出した方が前へ進み出すのかな。

完全に煮詰まっています。こんな時は、そうだ、会計だ!というわけで午後からは会計事務を。出金伝票少ないのに、お金が少ないなぁ…

正太寺通信のレイアウトは、どのソフトを使うかという問題も抱えています。Adobe CCに含まれるInDesignがさすが本業の方も使う組み版ソフトだけあって痒いところまで手がとどくっぽいのですが、正太寺通信にそこまで必要かというと、細かなレイアウトのズレさえ気にしなければ他のソフトでも代替が利きます。

macOSで動作するegword Universal 2という伝説級の使いやすいソフトがあるのです。そしてずいぶん昔から持っているのです。一時macOSのバージョンアップの際に動作しなくなってしまったのですが、2年ほど前から最新macOSに対応して再販売が始まりました。この背景には壮大な物語があるのですが、興味のある方は調べてもらうとして、私は開発者の方に感謝を捧げ続けます。

それぐらいの良いソフトなので、正太寺通信は多分問題なくこれで気持ちよく作成できます。InDesighは不要です。霊場参りの下見ビデオ編集にPremiereを使っていて、いつも通りのビデオを作るだけならほぼ悩むことなく操作できるようになってきて快適なのですが、こちらも実は強力なのに無償配布しているソフトがあって、操作に慣れさえすれば代替可能。

Adobe CCは、短期のAdobe CC講座を受講することによってアカデミック版の購入権を発生させて安く買うこともできますが、それでも年払いで4万円近い価格です。これが毎年必要です。そして、9月3日に現在のライセンスの使用期限を迎えます。

…どうしよう。更新止めてみようかな。必要になったらその時にまた契約すれば良いので、とりあえず代替ソフトで頑張ってみて、それから考えても遅くないような。

同じ4万円を使うなら、動作の怪しくなってきた防犯カメラを一台買い換えたいし(2万円ぐらい)、残った分は取っておけば良いし。来月は建物共済の支払い月でもあるのでドーンと大きな金額が引き落とされていくので、相変わらずジリ貧の正太寺会計には厳しい月となります。お金を使っていないのにお金が貯まらない状態のまま、庭師さんの請求月も迫ってきたし…

うん。Adobe CC止めよう。2年間頑張って更新したけど、とても便利に各種ソフトを使ってきたけど、正太寺には継続は無理でした。それで良いじゃないか。そうしよう。というわけで、仕事しよう。(ちなみに今やっている仕事をいくら進めても収入にはつながりません…)

自分がお寺のホームページに望むことが特殊すぎる

致し方ないことなのですが、私がお寺へ行く場合というのはケースが限られます。仕事で行くか、仕事で行くか、はたまた仕事で行くか。公務と表現した方が適切でしょうか。仕事というと僧侶が職業のように感じられて好ましくないかも。私はもう細かなことは気にせずに、お寺の運営に絡むものは仕事と表現してしまいますけれど。

公務以外は何かと言えば、家族と過ごす時間。これはさすがに公務ではない。それ以外はもう全部公務。僧侶ですから、生きている間中、僧侶です。日本特有の事情で家族と過ごす時間があるだけで。

お寺を訪問する仕事としては、法要への随喜が一番多いでしょうか。次は研修。そしてお寺主催の旅行。家族と旅行へ出た最中に、研鑽のためにふらりとお寺へ寄りたくなるのですが、まだ子どもたちの行きたいところを優先しなくてはならないので実現できていません。妻と二人で出かけられることがあったら、やってみたいですけれど。その時が来るのは後継者に代を譲ってからでしょうか…住職が休暇を取るというのがもしも当たり前に受け入れられるようになれば(檀家さんが亡くなっても葬儀の導師は近隣のお寺さんにお願いする、ということに様々な抵抗が完全になくなれば)、早めに実現できるかもしれません。

こうしてみると、私がお寺へ行く際には、そのお寺へ行くことが決まっていることがほとんどです。お寺主催の旅行でも、今は霊場めぐりですから、札所になっていれば自動的に行くことになります。ですから、そのお寺について調べるにしても、お寺の魅力がどうたらこうたらは後回しなんですよ。

情報が欲しい順に挙げてみますね。

詳細な場所 アクセス方法 駐車場の有無(無料か有料かも) バスで近寄れるか(大型ならここまで、中型ならここまでとさらに詳細情報があれば涙が流れる) 衛星写真 拝観料の有無 参拝可能エリア 御本尊ご開帳状況 参拝可能時間帯

ここからは追加情報として、

境内マップ 御朱印の有無 ご祈祷や各種法要の受付状況 縁起(お寺の成り立ち) 工事箇所があれば工事完了予定日

こんな順番になります。これを公式サイトがあればそちらから調べますし、無ければ参拝された方のブログなどを読み漁ります。大きなお寺さんだと観光協会が地元観光地として紹介サイトに載せている場合もありますね。

公式サイトがあれば、これらの情報は大抵手に入ります。最近は良い会社がついているんでしょうね。だいたいどこのお寺も似たような構成で、探しやすいといえば探しやすい。テンプレートの使い回しにもほどがありますが、何がどこにあるかすぐ分かるので悪い面ばかりでもありませんね。

私が欲しい情報って、まずトップページにはありません。せいぜい最下部に地図が載っているぐらい。衛星写真GoogleAppleのマップで手に入りますが、各種マップへのリンクも合わせて載っていると、検索の手間が省けて便利ですよね。

お寺としては、お寺の魅力を発信したくて公式サイトを持つのが普通です。それを全否定してしまっているようで申し訳ないと思いつつも、でもそこへ行くための情報としてどうしても必要なのです。また、札所巡りの下見で訪れる際は時間に追われるように行動していますから、駐車場入口の確実な把握と、車を降りてから観音堂までの最短ルートなどを把握する必要があります。そうした要望を満たしてくれるお寺は、今のところありません。正太寺だって当然整っていません。頼りになるのはGoogleMapの衛星写真。有難や有難や。

なんでこんなことを考えているかというと、正太寺の公式サイトをリニューアルするにあたって、必要な情報を真っ先に表示するべきだから、自分だったら何が欲しいだろうと書き出したわけです。iPhoneのメモアプリに。そしてこれをもとにサイト構成を考えようと思ったのですが…

素直に従えば、サイトトップがいきなり地図ですよ。そしてGoogleMapを衛星写真モードで開くリンク。多分ダメでしょう。この構成じゃ。いくら自分が欲しい情報だからといって、あまりに偏り過ぎています。せっかく書き出したけれど、参考にできない。

普通に方はお寺の公式サイトで、まず何を調べるんでしょうか。菩提寺であれば年間予定や色々聞きたいけど聞きづらいことなんかが書いてあったら嬉しいと思います。リニューアルに際してそれらは重視しています。正太寺の場合は宇津山城址を訪ねて来る方も時折見えられるので、その辺も掲載したら喜ばれるかもしれませんね。地元の檀家さんでも知らないことが多いでしょうし。お寺の縁起やアピールポイントをそれらに絡めて書いていけば良いのかも。

正太寺の場合は、どこか良い観光地ないかなと探して来る方もいないでしょうから、檀家さん向けに振り切ってしまって良いのかもしれませんね。それも、私ぐらいの年代から下の年代をターゲットに絞っても良さそうです。なんとなく。インターネットの公式サイトで正太寺のことを調べようという檀家さんは、比較的若い世代か、年代が上であってもIT機器を使いこなそうとする気持ちの若い方ということになると思うので。

大きな寺院の公式サイトが今のような形になっているのは、こうした点も踏まえて検討された結果なのでしょうか。それであるならば素直に似た構成にしてしまえば、悩む必要もありません。実際のところどうなのでしょうね。気になりますが、お寺のことをインターネットで調べる機会のある人が周りにいないので、聞けません。モヤモヤしますねー。モヤモヤモヤーですよ。

訃報から枕経までの精神状態

赤裸々に。

最近では亡くなられると直ちにお寺へ連絡してくださる方も。ありがたいことです。以前は自宅に帰ってきて枕飾りが整ってからのお電話が当たり前だと思っていました。それぐらい自然なことでした。一番に連絡が行くのは、葬儀屋さん。そこで何をしたら良いかをアドバイスしてもらって動き出す、そんな感じでした。

ただ、葬儀の中心は喪主さんであり、儀式の執行者は寺院です。葬儀屋さんはお寺さんとの間に入り、弔問客との間に入り、細かなところへ気を配ってくださる存在ですが、亡くなってしまった!どうしよう!という時に一番に頭に浮かぶのはお寺でありたいな、と思っています。

でも、お寺が電話を受けて、何を言うかというと、「葬儀屋さんを決めてご遺体を自宅へ移してもらって」というぐらいしか言えません。ご遺体の搬送は、業務でなければ(対価が発生しなければ)誰でも行えますので、お寺で車を出して搬送することも不可能ではありません。でも、傷つけないようにご遺体を搬送するとなるとやはり経験が必要で、素人がいきなり葬儀屋さんのように完璧に仕事ができるわけではありません。さらにその後の諸々の処置を考えれば、最初から葬儀屋さんへお願いした方がスムーズです。もちろん無料ではありませんが、十分にメリットがあるでしょう。

となると、じゃあお寺へ最初に電話をするメリットってなんだろう、となるわけです。ほぼ義理しか残らないと思います。だから、枕元が整ってからのお電話であっても、不思議だとも思いません。むしろ、自然であると。

たった一つメリットがあるとすれば、和尚を拘束できることです。訃報を受けたあと、枕飾りが整ってもう一度連絡が入るまでの間に何をしているかというと、待機です。よほどの事情がなければ外へは出ません。出先にいるのであれば、なるべく早くお寺へ戻るように行動します。

枕飾りが整って、身内もみんな揃って、それからお寺へ連絡したら、和尚は浜松にいた、なんてことになると、戻ってきて支度をして枕経へ来るまでに、少なく見積もっても1時間以上かかります。その間に葬儀の日程調整だけでもできれば葬儀屋さんと先に打ち合わせを進められますが、そうでなければ待ちぼうけです。

実際こういうことはよくあります。私も宗務所へ勤めている時には、当然ながら浜松市内の宗務所にいる時が多かったですから、枕経をお待たせすることもありました。師匠がお寺にいれば代わりに行ってもらえましたけれど、そうでないことも多いです。

そんなわけで、ただでさえゴタゴタしがちに葬儀の準備を、少しでもスムーズにするために、葬儀屋さんとお寺と、どちらが先になっても構いませんので、お寺へも早めに連絡を入れておくと待ちぼうけの時間を減らせますよ、と。いろんなことがストレスに感じる時ですから、減らせるストレスは減らしましょう、と。でも、大切な方が亡くなったという瞬間にこんなこと、考えられないですよね。病院からはすぐにご遺体の搬送の手続きをとるように言われるという話を聞くので(実際の場面には出くわしていないので正確なことはわかりません。教えてください。)、自然と葬儀屋さんへ電話をすることになるでしょうね。私だってそうなると思います。

そしてここからが今日の日記のタイトルの話。亡くなった直後に訃報を受けてから、枕経へ行くまで。時には数時間、半日以上時間が空くことがあります。でも、どの程度の時間がかかるかは、正直予想がつきません。そろそろ電話が来るかなぁ、と思ってからさらに1、2時間、ということもあります。解剖するような事態になると長いですね。お身内からそうした話を伺っていれば、踏まえて構えることもできますけれど。

私の場合、その数時間、心はずっと待ってます。お寺から出ないものの業務は続行します。でも心は完全に故人のところへ行ってしまいます。精神的には通常と全然違うものになりますし、大抵の場合お腹がゆるくなって体にも表れてきます。辛い時間帯です。しょうがないですけどね、肝っ玉小さいので。

修行を積んで住職にまでなった僧侶のはずなのに、こんなに簡単に精神がメタメタになるというのはとても大きな声では言えませんが、そこまで含めて自分の体と心ということを認識するのもまた大切なことです。人間の身である以上、逃れられないものですからね。「まさに捨つべき罪悪の物」とされるだけのことはあります。

お腹がゆるくならなければさほどのことでもないんですけどね。この敏感なお腹がうらめしいです。

法式作法、買えない…

お寺でお勤めする法要は、厳密に細かなところまで決められています。決められているのに、まだ解釈の余地があって打ち合わせをする段階でさあどうするか、ということになるので困りものですが、その原因は会場のサイズが一定でないことが大きな理由です。地方寺院の場合はどんな法要も本堂でお勤めするのが通常であり、そのサイズは様々です。ということは、これ以上細かなところまで決め打ちできないということになります。

それだけに、そのほかの細かく決められた部分についての知識が大切になります。そうした諸々を「法式」という一言で表していますが、それをまとめた本というものも存在します。そんな中、「曹洞宗法式作法」(全二十巻)のPDF版が出るという宣伝が届いていました。今月末までに予約をすれば、予約特価の27,500円で購入できるというものです。定期は49,800円になるということなので、45%オフ、かな。かなりのお得度。この価格差を考えると、この機会を逃したら2度と購入を考える機会はないかもしれません。

PDF版であれば、スマホはサイズ的に厳しいとしてもタブレットならだいぶ見やすいので、常時持ち歩くことも可能です。いつでもチェックできるなんて最高に気持ちいい。これは買わねばとお寺の懐事情と相談していたのですが。

来月は、通常の光熱水費等の維持管理費以外に、PCソフトの更新があります。Adobe CCにFileMaker。この二つを考えただけでも法式作法の購入に躊躇してしまいます。10月に車検があるし、例年ですと10月末ごろに庭師さんから請求書がやってきます。これが300万円を越えることが常態化していて…ぼったくられているわけではないですよ。それぐらいかかるんです。台風の直撃があるとそのたびに片付けに入ってもらってさらに積み増しになるので、台風が少ないことを願うばかりです。

山が境内というのは、素人ではどうにもならない部分が多くて、プロ頼みになってしまいます。経費がかさみます。平地のお寺ならこの費用はかなり少なくて済むはずだよなぁ、なんて考えて、ついつい羨んでしまうことがあります。僧侶でもね。

そんなこんなで、お金が足りなくなることが心配で、一生モノの本を買えないかもしれないという事態になっています。ほかに兼業をしているわけでもないのに、住職に必要な知識の勉強に役立つものを買えないなんて、それは果たして許されるものか、というぐらいに重要な問題なのです、私にとっては。

予約特価の締め切りが今月末でなければここまで悩まなくて済むのかもしれませんが、まあきっと、いつのタイミングでも同じでしょうね。もう一度会計を眺めながら考えてみます…

テント初体験はちょっと寒かった

このテント、完全に閉まらない。メッシュになっている部分が上部に残っていて、風通しが確保されていました。昨夜はそれがちょっと寒かった…

雨がパラつく予報だったため、閉め切って寝ることに対しては朝晩涼しくなってきたここ数日でもちょっと暑いんじゃないかと心配だったのですが、実際には寒くかったというオチでした。一番やりたがっていた息子は「寒かった」といってスネる始末。タオルケットさえ蹴り飛ばして私のタオルケットをかけてやったというのに、なんて態度でしょう。大人になってからからかってやる。

あとは、厚手のピクニックシートでもまだ暑さが足りず、地面の大きな石が当たるしクッション性は当然皆無なので腰が痛いしで、なかなかの目覚めでした。

大きな石についてはテントを張る前に取り除けばいいのですが、今回の場所は取り除くにしても量に限界があったかもしれません。また、昨日はいろんな都合で暗くなってからテントを設営したため、石のことなんか気にもならなかったのです。初めてで良い経験になりました。

同じメーカーの格安テントは、今年モデルは窓が全部閉まると書いてありました。なるほど、そういう理由だったのかと今更把握。そしてなぜか、窓が閉まるモデルはちょっと小さいのです。そのサイズだと三つないと家族5人が入れません。困った。

オートキャンプ場って、テントの数で料金が決まるようです。ということは、テントが一つ増えたらその分高くなります。そもそも2千円とか3千円といった価格帯なので、旅行時に気にする金額かといったら今はまだ気になりませんが、これから先はもっとシビアにお金を使っていかなくてはならない予定です。

あ、でも、そのうち私がお寺を離れられなくなって、旅行にも行けなくなったら、貯金は自然と増えるのかな…

いやいや、給料の支払い元であるお寺の収入が不安定なのはこの先も、新たな収益事業でも始めない限りは変わりませんから、それを考えたら給料がしばらくもらえないことまで考えて貯金をしなくちゃならないし。あー、しまった、お金のことを考え始めるとまたこの無限ループだ。

収入が安定しているお寺のお檀家さんは、それだけ和尚が安心して勉強できる時間を確保できるんですから、とても喜んで良いことなんですよ。ただし、時間があるのに勉強してなかったら叱りつけてやってください。きっと和尚のためになります。

なんて、人のこと言っている場合じゃない。私も頑張りますよ。お寺の経営に頭を悩ませていたって勉強はするのだー

テント泊体験

子どもたちからキャンプをしたいとせがまれだしたから早4年。ようやくそれを実現する時が来ました。

 

夏前にAmazonで数分で設営できるテント、しかも約5千円というのを見つけて買ってあってのです。寝袋は持って無いので、寝袋無しで寝れる夏休みの間に門前の駐車場でテント泊を体験すると意気込んだのです。

 

それをようやく、夏休みも終わりが迫ったこのタイミングで実現です。

 

設営は本当にあっという間。一応地面からしみて来るのを防ぐシートも敷いて。地面のゴツゴツが痛いので厚手のピクニックシートも敷いて。

 

門前に行くだけなので、普段使いの枕まで持ち込みました。快適。

 

2〜3人用のテントなので、今回は私と子ども2人で体験です。このテントが調子良ければもう人張り買おうかなと考えです。格安だし。そしたらオートキャンプ場へ行く夢に一歩近づきます。

 

キャンプの経験を積むと、サバイバル力が上がります。子どもたちにそういう力もつけて欲しいんです。

 

夢の膨らむテント泊体験。今のところ順調です。

坂東巡礼の下見へ向けて

次回の坂東巡礼は、年が明けて4月、つまり前回の一年後を念頭において準備をしています。そろそろ下見へ行く日程を考えなくちゃならないな、というところで、今までのように一泊二日だけで下見が可能かどうかを調べなくてはなりません。

どうやって調べるかというと、実際に行程を組む他に手段がありません。今回もGoogleMapのマイマップ機能を使って1ヶ寺1ヶ寺の場所を調べつつ、ついでに拝観料や駐車場についても調べていきます。駐車場は具体的な場所まで調べます。ルートを組む時にはお寺の場所よりも、駐車場の場所の方が重要ですから。

駐車場からの徒歩での距離も考慮しながら、所要時間を決定し、紹介ビデオの撮影時間も加味しながら全体の行程を作っていきます。

全ヶ寺を回る行程ができたところで、朝の出発時間を仮決めして、夕方までにどこまで回れるかを調べます。夕方最終のお寺から次のお寺までの間のところで宿が見つかればラッキー。もっとも効率的に移動できます。

次の日の出発時間は少し遅め。前の日が早朝から暗くなるまでいっぱいいっぱいで車移動を繰り返しますので、休養はしっかり取れるようにだいたい9時ごろ出発です。本番は8時出発だったりするんですけれどね。隣寺和尚と二人行動ですし、お寺でお経も読まずに駆け抜けてくるのでそこでだいぶ時間短縮ができるんです。

そこからまた時間を当てはめていって、今回は割とスムーズに下見の行程が出来上がりました。前回分は宿泊地のエリア指定があったので、一泊で回るために順番を組み替えてみたり色々必要でしたので、随分苦労しました。宿泊地近隣の下見も必要だったので、そのせいなんです。その苦労もあって、参加者の皆さんには存分に楽しんでもらえたようですが。

最終的に6時出発、18時宿到着予定、翌9時出発、正太寺帰着が21時半予定のプランとなりました。あとは実際にいつ下見に行くかを決めるだけ。葬儀を考慮して友引を絡めようとすると11月まで日程が取れなさそうなので、宿の予約は前日夜までせずにおいて、今ならいける!と出かけるしかないかなと考えています。これも二人だけだからこそ出来る手段ですね。

私一人じゃこんな強行プランを完遂できませんので、今回もまた隣寺和尚に多大なお世話をかけることになります。ほぼ全行程運転手をしてもらってますし。本当に感謝しかありません。本番当日に隣寺和尚にも楽しんでもらえる旅となるよう、しっかり下見をしようと思います。

宗務所で旅行企画に携わっていた時には感じませんでしたが、自分が大将で企画してみると、下見ってとても重要なことが分かりました。参加者をお連れするのに現地のことを見ているか見ていないかで、全然違ってきます。この下見は毎回ヘトヘトになりますが、頑張って行ってこようと思います。とりかえず、日を決めなくちゃな。