書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

子機問題

電話の子機についての問題が続いています。時折不慮の事故によって失われてしまう子機。買い直すにも高いので、しばらく子機の1台は不在のままでした。ドアホン買い換えを機にドアホン子機を導入し、それが電話の子機も兼ねてくれる良い具合の製品だったのですが、電話帳のコピーが出来なくて、さすがに100件を入力し直すのは辛くて、着信があってもどなたか分からずに出ることになっています。

スマホを子機にすることも出来るので、使わなくなったスマホから順に子機化していますが、親機に登録できる台数に制限があるのでちょっと足りません。また、無線LANのアクセスポイントが移ると切れてしまうため、使い勝手が余りよくありません。電話自体は繋がったままなので、他の子機で出れば大丈夫なのですが、突然無言になったら電話の相手はビックリしますよね。

最近は無線LANもメッシュネットワークという用語が登場しまして、今までと何が違うかというと、複数台のアクセスポイントを運用することを前提にした機器であると言うことでしょうか。今までの無線LANアクセスポイントでも、電波が弱くなれば他の強い電波を探すように端末側が対処していましたが、これがなかなかうまくいかなくて、微弱な電波のアクセスポイントに必死にしがみついていたりというのが当たり前に起こります。アクセスポイント名が同じにしてあっても、スムーズに切り替えてくれると言うことは期待できません。

そのあたりをうまくやってくれるのがメッシュ対応のアクセスポイントだと思っているのですが、やや高価であるため、まだ導入には至っていません。

手頃な価格で、普通の無線LAN機器の性能にも定評のあるメーカーがあるのですが、これが中国メーカー。最近中国メーカーの通信機器についていろんな話が飛び交っているので、このタイミングで中国メーカーを選ぶのもなんだかね、というわけで、でも他のアメリカメーカーの品は値段が倍もします。3台のアクセスポイントで、4万円以上。今使っているのが1台6,000円ぐらいですから、だいぶ高いです。

そして、それを導入したからと言って、スマホ子機がうまく運用できるか、確証はありません。スマホ子機を使っている人が少ないのか、情報も見つかりにくいんですよ。普通の子機であれば外に持ち出しても繋がっているのに、スマホ子機だとすぐ切れちゃいますからね、この使い勝手の差は大きいです。

そんなわけで、絶賛悩み中。先週の沖縄旅行中に、ひかり電話を使っていると使える、スマホを子機化するアプリもあると教えてもらったので、それも試してみるつもりです。でも結局、無線LAN問題も付きまとうので…

役員さんとの新年会

お寺の役員さん(正太寺ではお世話人さんと呼んでいる、護持会の理事)、それと婦人部の役員としておまつりの裏方を支えてくださっている皆さん。総勢38名で新年会を催しました。

以前は春の弘法様のおまつりと、冬の稲荷様のおまつり、それぞれの終わった後にたすき脱ぎとして食事とお酒とふるまっていました。ですが、疲れた後にそれをやってもみんながみんな楽しめないという時代になり、また酔ったまま自宅まで帰るのもなかなか距離があって辛いという話もあり、たすき脱ぎをやめて代わりに新年会を設けたのです。

春になるとお世話人さんは全交代。婦人部の役員さんも大半が交代になる。そんな事情もあってか、今回は出席率が非常に高かった。うれしいです。

私の簡単なあいさつの後、相談役をお務めいただいている方から乾杯のご発声、そして歓談へと。一応コース料理です。食事の出てくるペースが若干速いような気もしたのですが、お酒を飲まない人にはちょうど良いペースなのかも。最近は提供側もタイミングを狙うのが難しくなりましたね。

私がお酌をして回っていたら、半分も回らないうちに食事の大半が出てしまいました。テーブルに乗り切りません。なかなか大変な事態でした。お酌をして回る機会なんて年に一度この時だけなので、他のお店だとどんな具合になるかよく分かりませんが、昔ながらの宴会の気分でいると、やはり食事の出てくるペースは速く感じますね。これが今の標準なのでしょう。

2時間ほどで中締めとし、楽しい時間はお開きとなりました。来年の新年会は、メンバーがガラッと変わっていることになります。お世話人さんについては後任が決まっていてお寺にもお知らせをいただいていますが、婦人部の役員さんはだいたい会合の当日までどなたがいらっしゃるか分かりません。

どなたにお役についていただいても、気持ちよくお寺のために力を出していただけるように、それにふさわしいお寺であるようにと、引き続き常々心がけて参ります。

命を救う仕事に就きたかった

法事の後席にて。

原因は分かりませんが、食事中にご高齢の方が倒れるという事態が発生しました。ご親戚としてその場に現役の看護師さんが2人もいらして、的確な処置、救急車の要請と滞りなく。

でも、こういう場で何も出来無いことに、無力感を感じます。子どもの頃、将来の夢と言うほどはっきりとした形でやりたい仕事を持っている時期はありませんでした。ゲーム作る会社に入れば、ゲームたくさん出来るかな、とか。パソコンの雑誌を作る会社に入ればパソコンたくさん触れるかな、とか。そんな程度の考えしか持っていませんでした。

高校生や大学生になった頃に初めて、人の命を救える仕事に就きたいと考えたことがあります。その頃には正太寺住職の後継者になるということは第1課題として存在していたのですが、それが無ければ何をしたいか、と言うような、夢とも目標とも言えない、本気度の感じられない、言うなれば空想のようなものです。

消防士、医師。その頃の知識で思いついたのはそれぐらい。消防士は体力的に現状ではとても無理とは理解していました。鍛えたところで間に合うかな、身長足りるかな、とかそんな次元。医師は大学生になってから思ったのかな。間に合わない。その頃は卒業後に本山へ修行へ上がることが頭の中の大半を占めていたはずなので、本気で医師を目指すにしても、そこから逃げているだけともなりかねない。そんな具合に出来もしない目標をそっと消し去っただけかも知れない。

いずれにしても、具体的に何か動いたと言うことは一切無い、ただただ漠然とした思いではあったのですが、死後を見送るより、死なないように手助けが出来たらという思いは、ずっとありました。まあでも、誰でもそうですよね。目の前に死にそうな人がいたら、助けたいと思うじゃないですか。それですよ。

結局、その事について何も身につけることもなく、今に至り、やはり目の前で倒れる人が出ても何も出来ずに相変わらず無力感だけを味わい続けています。消防団の時に救命講習は受けたので、それを忘れないようにして、出来れば定期的に再受講して、そうした場面に出くわしたなら、周りの人と協力して、出来る限りのことをしようと常々考えています。

救急車呼んで!と言われたら、すぐに返事をして電話をかける。それだけでもしっかり確実に出来るように、心がけておこうと思っています。

尚、その方は後日、元気になったよと知らせをいただきました。本当に良かった。

打ち上げ旅行最終日。悲しいけれど、おしまいです

4年間、この打ち上げ旅行を楽しみにして勤め上げた宗務所。その大切な仲間たちと共に過ごす時間も、いよいよおしまいの時を迎えます。とても悲しい。

4年間の間に、研修会や旅行の引率などで、いろんな場所へ出かけました。当たり前にように顔をあわせる日々。それが突然、任期満了と共に終わるのです。

それらかひと月半ほどが経ち、それぞれに次の展開に向けて動き出しているところでの、久しぶりに顔を合わせて打ち上げ旅行。とても楽しい時間でした。それぞれに自由行動をするようにプランニングをしていたため、旅行中にずっと一緒にいるわけではありませんが、宗務所でずっと使っていたFacebook Messengerを通して状況をやり取りすることで、別々の場所にいても同じ旅行に参加しているという感覚を共有できたように思います。

この最終日、昼食までは昨日カヤックに一緒に参加した先輩と共に行動し、その後は国際通りを一人、お土産を探してウロウロしました。気になるお店に立ち寄りながら、二往復ぐらいしたでしょうか。荷物が肩に食い込んで、さすがに辛くなってしまい、時間は早いものの空港へ移動しました。モノレール「ゆりかもめ」に乗れば、15分ほどで空港です。

空港でも結局はお土産を求めてウロウロ。荷物は軽くなりませんが、お土産が揃うごとに心は軽くなりました。今回は家族をみんな残しての参加ですから、お土産が重要だったのです。

飛行機の運航状況は、搭乗するANAが運行する便は順調でした。JALセントレアの絡んだ便に遅延が出ていましたが、何かあったのかなぁ。家族で沖縄へ来ると、帰りの便はよく遅延するのですが、今回は遅延無し。予定通りの離陸となりました。少しぐらい遅延してくれてもいいのですが…仕事で利用している方には大変申し訳ない話ですけれどもね。

セントレアに到着すると、空気が違うのがすぐにわかります。寒い。気温が全然違います。沖縄の暖かい気候で緩んだ節々がビシッと締められるような感覚です。冬は沖縄で過ごしたいです…

明日からはもう、仕事がびっしりと詰まっています。旅の余韻に浸っている時間はありません。でも、楽しかったなぁ。

打ち上げ旅行2日目はカヤック

沖縄本島の中部よりもやや北側へレンタカーで移動して、カヤックに乗ってきました。何度目かのカヤックですのでだいぶ上手になってきたように思います。今回お世話になったのは、やんばるクラブさん。ボートは漕いだことあるけどカヤックは初体験という先輩とともに参加して、最初は少し広い川をゆったりと漕ぎながら、マングローブや生きものたちの話を聞きました。

後半は、川の支流の狭いところへ。これが楽しみでここまで来たのです。本島中部の南寄りで参加したカヤックツアーでは、狭いところはありませんでした。ガイドさんの話は正直、そちらの方々の方が面白かったのですが、川の楽しさという面では今回の方が上でしょう。地理的事情ですから、如何ともしがたいものがありますね。

初めて参加したカヤック体験ツアーは、西表島でした。とても狭い川をカヤックで上り、カヤック同士がすれ違いも出来ないような所も通過して、時々は岸へ突っ込んでみたり。初めてですから微妙な動きが出来なかったんです。今ならそれほど苦労しないと思うのですが、あの時は大変な思いをしました。でも、楽しいんですよね。川は狭くて浅い。落ちても何にも怖くないという状況でしたから、安心して楽しめました。最後は10分ぐらい川岸を歩いてさらに上流へ行き、目的の滝に辿り着きます。そこで大人向けにはコーヒーをいれてくれて。最高に楽しかったです。

沖縄本島ではなかなかそこまでのジャグルツアーは見つけられずにいましたので、今回の狭い川を移動するのは、西表島でのツアーを思い出させてくれそうな、凄い期待を持って参加しました。

期待通りに狭い川。面白かったんですが、少し距離が短かったですね。そこは残念。これも川の形の問題ですから仕方ないですけれど。

ツアーの出発点は河口付近。この日は川の下流から上流へ向けて強い風が吹いていました。そして満潮へ向かうタイミング。ツアー前半の上流へ向けて移動する時には後押しをされるような感覚も得られるとても恵まれた状況でしたが、帰り道は一転して自然に抗って進む感覚でした。河口付近まで戻ると、風によって立った波がカヤックの先頭にぶつかってきて、軽く濡れてしまうほどでした。

予定では河口から海へ出るツアーだったのですが、さすがの風に断念となりました。進まないんですも。

なんだかんだと楽しいカヤックとなりました。子どもたちを連れてもう一度来れたら良いんですけれど。冒頭の写真は、近くのまたよしコーヒーさんで飲んだ自家農園で収穫した100%シークワーサージュース。おいしかった!

打ち上げ旅行一日目

やってきました、沖縄へ。何のトラブルもなく、予定通りに。気温は20度くらいと、暑くもなく、寒くもなく。ちょうどいい塩梅です。少し厚手の長袖シャツがちょうどいいです。寒がりなので。

自分の記録のために書き残しておきますが、晩秋から初冬の装いで、自分の運転でセントレアまで移動しました。途中休憩はPAに入り損ねたので無し。おかげでほぼ車の中でしたので、寒い思いをしたのは空港の駐車場から出発ロビーまでの間だけです。出発ロビーへ向かう上り坂ではもう暖房が強く効いていて暑いくらいでした。

冬用の帽子にネックウォーマー。手袋はさすがに使わないと思って持っていきませんでした。機内に入ったら上着を脱いで、その状態で国際通りを少し歩いても暑くはなかったです。明日のカヤックに半ズボンで乗ると思うと、少し寒いかも。レギンス持ってきたから、寒かったらそれをはこうと思います。

以上、自分メモでした。

今日のメインは昼食。よく見るブログで時折紹介されていたお店に、ついに行くことができました。国際通り近辺のお店は家族ではなかなか寄れないので、またとないチャンスでした。お昼の閉店間際に駆け込んで、無事においしいご飯を頂くことができました。幸せ。あとはホテルの部屋とラウンジでまったりとして、夕食をみんなで食べて今日はおしまい。ゆったりとした時間と、楽しい会話。そしておいしいごはん。4年分の精神的な疲れをいやすにはまだまだ足りませんが、しかししかし、このために頑張ってきた、という思いは十分に満たされつつあります。

贅沢な時の流れは早いもので、もう一日目が終わろうとしています。明日の夜には、もう帰ることを考え始めていることでしょう。それがなんとも切ないですね。この度は、同じメンバーで行こうと思ってもなかなかできない旅です。大切に過ごそうと思います。

旅立ちの準備

明日から三日間、一人だけで留守をします。宗務所の打ち上げ旅行。待ちに待った打ち上げ旅行。三期も勤めると、任期がはじまった当初から、この旅行を楽しみに過ごすようになるんです。だから私個人としては、4年間待ち続けた打ち上げ旅行なのです。

目的地はいつものように沖縄。三期連続の沖縄。一期目の時に私がはまって、二期目は庶務主事権限で沖縄へ誘導をしましたが、今回は誘導はしていません。子どもたちも全員就学してしまって一緒に行けないのは分かっていましたから、どこへ行っても新しい世界を経験できるから、みんなが行きたいところへ連れて行ってもらおう、と構えていたんです。

そしたら、結局沖縄。お寺を留守に出来るのは、二泊三日が限度であり(それもままならないけれど)、その範囲で行けるところを、行ける時期に絞って探した結果です。任期満了の余韻を残した中で行きたかったので、6月ぐらいまでの中で日程を探したのですが、友引に絡めて出発できるのは明日からの三日間しかありませんでした。信じられないことに。

この季節に行くとなると、わざわざ寒いところへ行くのは開放感がないよね、というような話し合いの結果、沖縄でいいじゃないか、と。それも、都合で一泊しかできなくなった場合に備えて、空港から近い国際通りを拠点に動こう、と。

この選択はまさに正しくて、本当に一泊になってしまった方、直前で出発を夜の便に変更せざるを得なくなった方がいますが、空港から近いおかげで参加することができます。名護のあたりに宿を取っていたら、多分キャンセルだったでしょうね。恩納村でもまだ遠い。そう考えると、国際通りはモノレールでもタクシーでもすぐに行ける距離ですから、気が楽です。

その分観光やアクティビティを考える時には移動時間がネックになるのですが、まあそれはそれ、大勢で参加できることが第一義です。到着してからは夕食を除いてフリータイムですし。

そう、フリータイムなのです。家族連れでの参加も考慮して、日中は自由行動。夕食だけは一緒に食べて、打上会にしようというわけです。こちらも初日はホテル内レストラン。二日目もホテルから徒歩圏内。なかなかいい具合でセッティングできたと思います。

そして総勢13人ぐらいなのですが、添乗員さん同行です。

前回の打ち上げ旅行は私が幹事として添乗員ばりに動いたのですが、飛行機の座席指定が煩雑で、あれだけは二度とやりたくないというワガママを言って、割高になるにも関わらず手配を全部お願いしていた旅行社の営業さんに添乗もお願いしました。もちろん普段営業と添乗と両方こなしている方ですし、宗務所の旅行事業でも何度もお世話になったので、何一つ不安要素はありません。とても気楽です。団体での座席指定も事前にオンラインでできるようになると良いんですけどね。飛行機特有の事情でおそらく大変難しいことは想像できますけれど。

そんなわけで、いつもは妻に言われるままに準備をすれば良いのに、今回はあれこれ考えて荷造りをしました。服装が適応できるか心配ですが、持参したもので季節に合わせなければ現地で買えば良いかなと思います。ホテルは国際通りですから近くになんでも売ってますもの。

二日目は気心の知れた先輩とカヤックにも乗りに行きます。それがもう楽しみで。楽しみにしすぎて明日の朝、熱が出ていないようにしなくてはなりませんね。今夜もちょっとでも早く寝なくては。