書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

旅行の相談と、予約

来月末に前宗務所職員で打ち上げ旅行へ出かけます。今まで色々計画を進めてきましたが、宗務所で付き合いのある旅行社さんに手伝ってもらいながら、大枠は大体固まってきました。少人数なのに現地では日中フリータイムとなる面倒な旅行の手配を、手伝ってもらって大変助かっています。

今日は午前中にお寺まで来てくれて、参加者の確認と、夕食の確認を。二泊三日の旅行の夕食は2食とも懇親会となります。日中フリータイムというのは、夕食には合流しよう、という意味です。私は日中の予定は大体定まりましたが、決まっていない者が大半で、そこが今ちょっと心配。よくある観光地ならレンタカーさえ手配してしまえば当日急に行っても問題は無いですが、アクティビティの類は予約をしておかないと楽しめないことが多いです。予約も早めにしないと、いっぱいになってしまうこともありますし。

ちなみに、沖縄本島です。オフシーズンなので、修学旅行生の行くようなところ以外はよっぽど大丈夫だと思うんですけどね。冬は修学旅行はハイシーズンなのですよ、沖縄は。多いですよ高校生。

夕食も一食はホテル内レストランなので、人数さえしっかりしておけば問題なし。もう一食が、1月半ばに新規オープンするというお店なので、お店もまだ設営中、メニューも作成中とあって、予約に関する問い合わせにもレスポンスがイマイチのようで、旅行社さんが困っていました。夏頃から問い合わせをしているので、お店からは予約受付前から連絡をもらえていて、実際の予約受付開始日よりも早く受け付けてくれることになっているんです。ありがたい対応ですが、予約を申し込んだらレスポンスがないというドキドキする事態になっています。FacebookInstagramのアカウントも開設済み、東京に本店、九州にすでにもう一店をオープンして繁盛しているようなので、大丈夫だと思うんですけれど。

旅行社さんとの打ち合わせの後、私にとって少し大きな仕事が控えていました。新宿と九州に期間限定でオープンしているハリーポッターの魔法カフェの、映像エリアという映像を見ながらカフェタイムを楽しめるエリアの予約が、今日の正午から再開されるのです。だいたい2週間分の予約をまとめて受けるようで、今まで何回かインターネットの予約ページを除いたところでは、席の空いている日を見かけたことはありませんでした。つまり、予約受付開始直後の勝負です。予約枠は1時間単位で、席は9席。狭き門です。

正午前から予約ページを何度か除いていたら、メンテナンス中のような画面が出るようになり、正午ちょうどからは極端に繋がりにくくなりました。繋がらないと言うのが正しい表現でしょうか。

それでも粘り強くアクセスしていると、なんとか予約ページの全貌が表示されました。まだ席は空いています。東京へは先月家族で行ったばかりですが、いつも年末に予定する私の打ち上げ旅行の行き先も東京にしてあったんです。長女がどうしても行きたいと言っていたので、何とか予約が取れないものかと、がんばったのです。

最終的に、4人分の席が確保できました。予約システムの制限で、同時に予約できるのが4人まで。それ以上は別名義でさらに予約をしなくてはならなかったのですが、すぐにいっぱいになってしまいました。別の時間帯で5人空いているところはと見てみると、もうほとんど満席。1席残っていると表示があっても、クリックすると満室表示に。なんということでしょう、10分ぐらいしか経っていませんよ。他の日もきっと同様なのでしょう。恐ろしいことです。

それでも、私が我慢すればみんな入れます。場所は新宿ミロードという東急のデパートなので、他にご飯を食べるところはいくらでもありますし。そんな話を妻にしたら、私はハリーポッターの話分からないから行かなくても良いよ、ということで、私も一緒に入れることになりました。妻を一人で行動させるというのはなんだか寂しくさせてしまう気もするのですが、一人でふらりとするのも良いのかも知れないし、こういうところ、本心はなかなか分からないですよね。難しいです。

長女にはやや難しい表情で喜んでもらえました。やはり全員一緒ではないというのが気がかりなようです。さすが第一子、さすが中学生、気を遣ってくれます。それでも、行きたかった場所に行けるんですから、当日は喜んでくれることでしょう。ほんの数日先のことです。私も楽しみです。

ホテルの朝食はパンに限る

これはもう長年の習慣なのですが、ホテルに泊まるとパンを食べます。コーンスープがあれば必ず飲みます。飲み物は最初にオレンジジュースかグレープフルーツジュース。最後にホットコーヒー。サラダは極力食べて、ドレッシングは油の少ないモノ。最近は近くにあればオリーブオイルにしています。

おかずはスクランブルエッグかオムレツ、ウィンナー、他はホテルによってシュウマイとか。どこのホテルに泊まっても、大体同じものを食べています。量はたぶん、同年代の男性と比べたらかなり少なめ。ビュッフェで自分で揃えると、少なめになるんですよ。そして滅多におかわりはしません。

そんな具合の朝食。今朝もビュッフェでしたので、上のような内容でいただきました。同室の前教化主事さんは朝早く仕事のために帰ってしまいましたので、隣の前書記さんと一緒に。彼のお寺では月経を勤めていますので、どういうようにして回っていたのか話を聞きながら、とてもためになりました。行く日の前日晩までに連絡をしているというので、とても驚きました。お霊供膳の用意はともかくとして、仏間や仏壇の掃除がそんなにすぐ出来てしまうなんて。普段からきれいに整っている、ということですから、素晴らしいお檀家さんばかり何だなと。正太寺のお檀家さんも素晴らしい方ばかりですが、お盆と暮れのおときの際には大掃除レベルのお掃除をしているようですから、普段どんな様子なのかは分かりません。ただただすごいな、と。

朝食会場から部屋へ戻る途中で、新職員さん達がロビーに集合しているのに出くわしました。さっきまで朝食を同じ場所で食べていたのに。みんな揃ったら帰るんだそうです。明日は宗務所の大掃除の日のはずですが、今日も何か仕事があるのでしょう。もうそういう細かなことは一切分からなくなってしまいました。

30分ほど話し込んでしまい、部屋へ行き、少し別の作業を。そろそろ帰ろうかとロビーに下りたところで、隣の宗務所の前庶務主事さんと遭遇。ここでも30分ほど立ち話をしました。ここのホテルのロビーは、立ち話がしやすい雰囲気でも持っているのでしょうか。朝から計1時間も立ち話です。なんだか疲れた気がするのは、きっとそのせいなのでしょう。

明日からは暮れのおときの予備日となります。またしばらく、お寺を出たり入ったりの日々になります。日曜日には円成ですからね。もうちょっです。

マラソン大会と連合宗務所

長女のマラソン大会を見学しました。私が通っていた頃とはコースも違い、距離も短くなり、見学はしやすいですが、なんかモヤモヤした気持ちになります。まあでも、男子の8キロは長過ぎだと思っているので、6キロになった今は良いことだと思いますけれど。女子も5キロから4キロに縮まっていました。コースは平坦な開けた農地を周回します。見やすい。でもアップダウンがほとんどないので、長女にとっては順位を上げるポイントが見つけづらいようです。

一応陸上部、それも長距離に所属していますから、上位を狙います。ほとんど親の意向ですけれど。普段の努力を見ていると、上位に入って努力が報われて欲しいんです。応援地点からは正確な順位は把握できませんでしたが、学年の中では上位には入れたようです。良かった。

私はその後、宗務所職員として最後の仕事となる、連合宗務所会へ参加するべく、静岡へ向かいました。県内の宗務所職員が一同に会する場であり、宗務所職員が入れかわる年は新旧両方の職員が集合するので、人数もほぼ倍に膨れあがり、当番宗務所になるとなかなかの苦労を味わうことになる会合です。

おとといまでは新幹線で行く気だったのですが、費用面や諸用時間を考えると車の方が良いなとなって、急遽自家用車にて移動です。途中、高速道路上で前の車が踏んだ何かがフロントガラスにあたって指でこすったぐらいでは消えない跡が付いてしまいましたが、ボディには傷が付いた様子も見受けられず、走行にも支障はなかったので幸いでした。こんなことなら新幹線で来れば、などと思いましたが…たぶん、ガラス用コンパウンドでこすれば取れるんじゃ無いかなぁ。

連合宗務所会では、昨年度の担当宗務所でしたので、会計報告に出番があります。この一泊二日しかお金が動かないのでとても簡単な会計報告ですが、それなりに緊張します。でも、もう退任した身なので、何があってもさほど影響を受けませんから、気楽と言えば気楽。

会議では各宗務所の事業報告、そして来年度の事業予定の発表が行われ、必要なところは日程調整をしました。そして終わってホテルにチェックインして懇親会。ホテルはアソシア静岡なので、てっきりシングルルームかと思っていたら、ツインルームの相部屋でした。会費を考えたらシングルルームでも会費内に収まりそうな気もするのですが、ちょっと厳しいかったのかな。人数多いから部屋数の問題かも。ツインルームなら半分で済みますからね。

このツインルームで、この四年間で初めて教化主事さんとの相部屋になりました。宗務所内で部屋割りをすれば、年齢差が少ないように部屋割りをするのですが、たまにはいいものです。言うほど年が離れていませんしね。色々とお話をする、良い機会になりました。

夜は懇親会。私はトイレで目覚めるという失態を犯しましたが、他のみんなは久し振りに気兼ねない懇親会を楽しめたようです(翌日情報)

暮れどき一旦終了。初めて個人面談に行く。

午前中で暮れのおときがひとまず終了しました。予備日が週末にありますが、軒数としては少ないので、一日3軒ぐらいを回る具合。負担にはなりません。といいつつ、3軒で2時間かかったりもするんですけれど。

開放感のなか、午後からは長女の個人面談へ。長らく親をやっていますが、個人面談に行くのは初めてです。全部妻に任せていました。今回ちょうど時間があったので、私が行くことに。久し振りの中学校です。

到着して時間を待っている間、校舎を眺めていました。個人面談の会場は最上階である4階の教室。そこから校舎全体を眺めていると、懐かしい記憶が蘇ってきます。吹奏楽部の練習よく使った屋上渡り廊下。懐かしい。夏でもあそこでロングトーンをしてから練習に入ったなんて、今の暑さと自分の体調からは考えられません。大して暑く感じなかったのが不思議です。

そんな事をぼんやり考えていると、順番が回ってきました。新任で講師という立場の先生ですが、説明は丁寧で好感が持てました。成績も、グラフを多用して視覚に訴える形で説明してくれるんですね。入学以来のテストの成績の変化も把握できて、分かりやすかったです。ただ、そもそも長女に関してはさして心配していることも無いので、授業態度などで親が気付いていないことがない限りは先生の話を聞くだけの面談になる予定でしたし、予定通りに終わってしまいました。

親馬鹿かも知れませんが、出来すぎた娘です。先生にもお話ししましたが、もしひねくれるとしたら全力で真面目にひねくれそうで、それが怖い。反抗期も大変真面目に反抗されそうで、困ったことになりそうです。今のところ予兆も何も無いのですけれど、理解がよすぎて反抗しないという可能性もあります。そこに甘えないで、親として胸を張れる存在でいようと、心がけていきたいです。

息子の着物を仕立ててもらう

来春に修行予定の晋山結制式に於いて、息子が弁事のお役をいただくことになりました。本来であれば修行僧トップの地位を勤める首座和尚のサポート役なのですが、儀礼化が進んだ昨今では、小学生ぐらいのお子さんが勤めることが多いです。修行中の弁事というのはやることは多岐に渡るのですが、晋山結制式においては首座法戦式で出番があるくらい。自分の出番と文言を暗記して、本番に臨むことになります。

そのときに着るのは当然法衣ですが、子どもが勤めるにあたっては改良衣を着ることがほとんどだと思います。すぐに背が伸びて、着れなくなってしまいますから、高価な法衣を用意することは希です。見たことないです。

その改良衣も、安くはありません。下に着る着物と合わせれば10万円ぐらいにはなるのでは無いでしょうか。今回は晋山結制式を修行するお寺さんのご厚意で、費用は先方持ちで仕立ててもらえることになりました。今の正太寺の財政状況ではかなりの負担でしたので、とても嬉しいです。ゲンキンでスイマセン。

夕方に衣屋さんが着てくれましたので、下校してきた息子を捕まえて、寸法を測ってもらいました。言わなくてもちゃんとあいさつの出来た息子にビックリしました。いつのまに成長したんだ。普通は恥ずかしくて出来なくなる年頃なのに。

まだ本人はどんな着物を着るのか想像が付いていないと思いますが、私はイメージできています。当日のわたしの配役は、息子の側に付いていることは出来ないものが予定されていますが、息子の出番はしっかりビデオに収めたいといまから狙っています。

お稲荷様のお祭りです

年に一度のお稲荷様のお祭りです。8時から婦人部の役員さん、9時からお世話人さんが集合してくださり、それぞれにお手伝いに入ってくださいました。10時半頃には昼食の用意が整い、お稲荷様のお札を受け取りに来た方に食事を提供できるようになりました。

これがおいしいんです。ご飯に味噌汁、ネギぬた、おから。素朴なお料理ですが、昔ながらの炊き出しで作っていますから、良い具合に味も染みこみます。ネギぬたもこれだけでご飯おかわり何杯でもいける系。毎年ヘトヘトになるほど疲れる日ですが、それでも毎年続けていくための大きなモチベーションのひとつです。食べ終わった人たちもみんな笑顔でおいしかったと言って帰ります。お店でもなかなかここまでの反応を得られないと思います。婦人部の役員皆さんにとっても、大きな励ましになっていると思います。昨日のお昼から2時間ぐらい、そして今日は8時から14時まで。時間を割いてお手伝いに来てくださいますが、頼むからお祭りをやめてくれと言う話は一度も聞いたことがありません。それもこれも、こうして直接感想を聞けるからだと思います。お寺からの声かけだけでは、なかなかこれだけのお手伝いは、いつまでも続かないんじゃないかなぁ。

最近ひときわ、お檀家さんに守られているという感覚を実感しています。いくら感謝をしてもしたりません。

お祭り準備

明日はお稲荷様の例大祭。お祭りです。今年はある婦人部の役員さんが買い出しも行ってくださいました。妻も助かって喜んでいます。ただ、来年はもう交代しちゃうんだよなぁ。

正太寺でお稲荷様をおまつりしている稲荷殿も、年に一度の大掃除。昔は隙間が多くて汚れがひどかったので、濡れ雑巾を何度も絞ってお掃除をしていましたが、色々と手を入れてもらってからのここ数年は、汚れ方もひどくなくなりました。昨年からはダスキンと掃除機で十分きれいになることが発覚。体も気持ちもだいぶ楽になりました。

土壁が徐々に落ちてきているのでなぜか外掃除のようになる場所もありますが、ごくごく一部。とても掃除しやすいです。

ただ、なぜか畳に小鳥の糞のような跡があるんですよ。昨年からなのですが、一体何の汚れなのか、不明。小鳥が住み着いているのにしても、何の気配も感じませんし。いったいこれは…

やや謎の残るお掃除となりました。

午後からは婦人部の役員さんもお手伝いに来てくださいました。ネギぬたに使うネギを洗ったり。こうした食材も、一部は寄付でいただいています。正太寺のお檀家さんの力で毎年お勤めできているお祭りです。今年もしっかりと整えて臨もうと思います。