書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

最近変な降りかたの雨が多過ぎる

朝から強い雨が断続的に降り続く一日でした。Twitterを眺めていると、各地の驚きの光景が飛び込んできます。大阪の橋の上が川になっている映像は、シュールでした。宗務所に出勤していましたが、その近辺でも、正太寺近辺でもそうした被害は出ていませんが、浜名バイパスではIC出口で事故があったようで、夜になっても関連渋滞が続いているようでした。夕方私が通りかかった時は、IC閉鎖はしていたものの、渋滞はなかったんですけれど。

そんな天候の中、宗務所には来客あり。業者さんが多かったですがお寺さんもいらっしゃいました。雨の中、ご苦労様です。あの時はちょうど雨が弱まっていた時間帯だったのかなぁ。

天気予報では時間雨量1mmぐらいだったはずなのですが、Yahoo!防災速報アプリから豪雨予報が届いたのを皮切りに、降ったり病んだりの天候が始まり、その降る時間帯は豪雨、という一日でした。なんなんですかこの降りかたは。

子どもたちの下校時刻も繰り上がり、低学年の子の安全のために急遽集団下校になったのですが、その下校の時間帯も豪雨になってしまいました。妻からの情報によると、校長先生が見回りをしてくださっていたようです。多分他にも数人の先生が出てくれていたのではないでしょうか。ありがとうございます。児童は学校待機、保護者のお迎えを以来、という形が瞬時に取れれば一番安全だとは思いますが、共働きも多い昨今、急に迎えと言われても身動き取れない保護者も多いことでしょう。学校としても、提案しにくい状況だと思います。

PTAと協力して、事前に同意が取れればいいのですが、昨年の私が会長の時には思いもしなかった事態ですからね。これからですね。これが数度繰り返されるようだと、議論にあげやすい状況になると思います。今はまだ難しいかなぁ。

アプリからの通知といえば、iPhoneのヘルスケアアプリから、安静時なのに心拍が異常に高い時間帯があったよとアラートがありました。朝5時に起きるものですから、宗務所に行く前に仮眠をとることがよくあります。今日もそうして30分ほど横になっていたのですが、ちょうどその時間帯に1分間の心拍数が120を超えていました。20分もの間。起きている間は常に腕につけているAppleWatchからの情報でした。結構正確な値を取ってくれるようなのですが、それだけに、寝ている間に心拍120は心配になります。

とりあえず今夜からしばらく、一世代前のAppleWatchを装着して寝ることにしました。いつもは寝るときには外して充電するのですが、お古を活用することによって、24時間計測ができます。売り払わずに大事に取っておいてよかった。もともと睡眠中のデータを取るために取っておいたんですけどね。

変な値が出ないといいんですけどね。明日の朝がちょっとドキドキです。

湖西市陸上競技大会というもの

湖西市内の小・中学生を対象にした陸上競技大会が開かれました。子ども達の通う小学校も中学校もこの大会は原則全員参加のため、足が速いわけでもない娘達も出場します。

同じ速くない長女と次女ですが、大会に向けてのモチベーションは正反対で、なぜか楽しみにしている長女に対して、嬉しくない次女。見ていて面白いです。モチベーションの低い次女も、私が運動会に抱いていた感情ほどは極端ではないようで、ここ数日を見ていても心配はありませんでした。

モチベーションが高くとも、1,500mに出場する長女は、周回遅れにならないかが心配な様子。速い三年生が出場するので、それが最大の不安要素のようです。娘の学校では三年生はすでに引退しているのに、なぜなのか、という気持ちもあるようです。まあでも、そういうものだから。

練習には実直に取り組んできた長女が、周回遅れになったら流石に可哀想なので、親としてもちょっと緊張して迎えたスタートの瞬間でした。結果は、周回遅れにもならず、ベリにもならず。この調子で1年間頑張れば、来年は真ん中ぐらいの順位になれるかも?

次女は100m。ですから、走り出せはすぐに終わります。でも100m走って、短い距離なのに、なぜか差がついちゃうんですよね。幸い次女も最下位ではなく、明日以降の部活に対するモチベーションが徹底的に失われる結果は避けることができました。よかった。

レースですから、一位がいれば最下位もいます。これはもう必ずです。避けようがありません。100m走は何レースか行われました。当然、持ちタイムによって、同じ組みであまりにも差がつかないような調整がされているはずです。最終レースは速い子ばかりになりますから。ですから、今日は最下位にならなかった次女も、別の組みで走ったら圧倒的最下位になる可能性ももちろんあるわけです。

そんな時に、必要以上に落ち込むことがないよう、支えてあげられる親でありたいなと思います。

途中強い雨に降られもしましたが、子どもたちは元気に大会を終えました。よかった。本当に。二人とも、お疲れ様。

妻の忙しい一日。夜は久しぶりにPCいじり。

小学校の奉仕作業に始まり、休憩もほぼ無く三世代ふれあい輪投げ大会に参加。2時間3時間の枠で存在している特別イベントが1日に2本というのは、そろそろ体力的に厳しいですね。私と一歳しか違いませんから、だいたい想像は付きます。

私はといえば、午前中は法事。午後からは輪投げ大会の観戦。妻と比べればさほどのこともありませんが、そこは一歳年長者。疲れっぷりは同じぐらいでした。情けない。

夜になってようやく仕事に取りかかります。今日はデスクトップPCにSSDを増設です。昨夏購入したPC、性能は高いのですが、当初からSSDの容量不足は深刻でした。256GB。それと別に2TBのHDDが搭載されていましたので、データ保存域としてはさほどの問題はありませんでしたが、このPCのメイン用途には動画編集も含まれます。西国三十三所巡りの動画とかですね。その際のデータ置き場としては、SSDでないとPC性能に追いつきません。

HD画質(ハイビジョン画質)なら全然問題無いのですが、元データが4Kなので、最終データを4Kで取っておこうと思うと、とたんにハイスペックPCが必要になるんです。その理由から、メインPCであるMacでは力不足になってしまっています。各種作業全般はMacのインターフェースの方が私には便利なんですけれど。

というわけで、かなり値下がりした1TBのSSDを増設することにしました。21,000円ほどです。なんだこの低価格は。業務に使う品としては手が出やすい金額にまで下がってきていました。ほんの数日前までは23,000円ぐらいだったのですが、急に2,000円もの値下がり。ありがたい。

ただ、SSDだけあっても取り付けできないので、そのほか増設に必要な小物が今日届いていました。夜まで時間が無かったので、早速取りかかります。

作業自体は簡単。最近のデスクトップPCケースは外しやすくて良いですね。側面パネルだけ簡単に外れて、すぐにドライブを格納するための場所にアクセスできます。配線にも少しはゆとりがあって、追加の線を這わせるのも簡単でした。

起動すると、あっさりと新しいSSDが認識されて、第一段階完了。次はデータのコピーです。起動ドライブにある大きめのデータを新しいSSDへ移して、起動ドライブにゆとりを持たせます。現状20GBほどしか空きがなくて時折Windowsから警告が出るのですが、目に付くものだけでも60GBぐらいは移動させて大丈夫なので、空き容量は80GBに出来る予定。これだけ空いていれば、Windowsの動作には何ら支障は無いでしょう。安心。

データコピーにはさすがに数十分の時間がかかるので、ここは放置して寝ます。待っている時間がもったいない。でも、ちょっと前まではこんなデータ量のコピーは数時間が必要だったことを思うと、その気になれば待っていられるというのはすごい進化です。

宗務所日記 20180907

午後から北海道地震について、支援対応について話し合う会議が、宗務所職員と関係者により開かれました。距離の問題もあり、現地に赴いて支援をするというのは現実的ではありませんし、現在伝わって来ている情報を見る限りでは、地震の規模に対して不釣り合いなほどに支援要求が大きくないことになりそう、という分析もして、とにかく今は現地の災害ボランティアセンターの稼働を待つことになりました。

ただ、現地の状況を直接確認することも大切ですし、それがまた東海地震への備えに有効に働くことも考えられます。また、宗務所ですから、寺院からの支援要請があれば動く必要があります。一般の方への支援が行き届くまでは、お寺さんが支援要請の声を上げないことも考えられますから、被災寺院を訪ねることは大切でしょう。

今の所、1ヶ寺が大きな被害にあったという情報のみ入っています。私の同安居は無事のようですので、そこはちょっと安心しましたけれど。

というわけで、熊本地震の時にしたように、現地へ視察員を派遣することを念頭に、引き続き情報収集を続け、来週、それも恐らく前半になると思いますが、再度会議を開くことが決まりました。管内のお寺さんにもすぐにFAXで報告をしまして、今日のところはお開きとなりました。

記録のためにここにも現状について記しておきます。 新千歳空港は一部で運用再開。 札幌市内へ向かう電車も、一時間に2本程度運行。 電気は1/3〜2/3のエリアで復旧。今日の夜の段階で、明日にはほぼ全域で送電再開見込みとのこと。ただし、政府は計画停電の検討も始めましたので、最大の火力発電所の修理と再起動が完了するまでは不安定な電力供給になる模様。 高速道路はほぼ規制が撤廃された。 ただし、高速バスは動いていない。 電車は特急電車、在来線共に動いていない。 報道を見る限り、お店も再開しだして、ぱっと見は平常に見えるほど。 道外からの物資の輸送についてはすでに動きだしていると報道があったので、おそらく物資不足による混乱は大きくならずに済むのではないでしょうか。

最大震度7地震に見舞われたとは思えないほどの現状です。電力供給に余裕がないのだけが心配ですね。病院はもちろん、在宅治療をしている方にとっても電気が生死を左右するケースはたくさんあるはずです。現場の皆さんはおそらく自分のことを犠牲にするようなレベルで復旧作業に従事されているものと思われます。一刻も早く電力も安定して欲しいですが、作業に当たっている方の健康にも留意が必要ですし、そのご家族にもみんな揃っての安息が必要なはずです。日本中みんなで気遣いあって、被災された皆さんが早く日常に戻れるよう協力して参りましょう。

さほど用事のなかった日が、昨日の晩に急に忙しくなった

午後から、11月に晋山結制を修行されるお寺さんで、最初の全体会となる配役寺院顔合わせが行われました。私は久しぶりに記録係「のみ」をいただきました。撮影に集中できるというのは幸せなことです。

機材は以前の晋山結制随喜用に購入したFUJIFILMのX-T10。購入後間も無く後継機のX-T20が出るというタイミングだったように思いますが、その分値下がりしていて、お得に買えたと思っています。高感度で撮影してもノイジーな写真にならないというのが私にとって一番の購入動機。これのおかげで、意外に暗くて光量不足になる本堂内でも綺麗な写真がフラッシュ無しで撮れます。だから外部フラッシュは用意していないのですが、たまには必要な場面もやってきます。でも必要な機能を備えたフラッシュは、2万円代半ばです。今回も無しで頑張るかな…

昨日の夕方から、2件用事が増えました。電話が鳴ると用事が増える。2件で済んで良かったです。

来春、法類のお寺さんが晋山結制を修行されます。その際の弁事のお役目を、私の息子にご指名くださいました。息子に相談したら、「父ちゃんがやれって言えばやると」という半分消極的な返事でしたが、半分はやる気があるとも言える返事だったので、じゃあやろうよということになってお返事したんです。

それを受けて、法戦式の台本なども届けながら、ご挨拶に来てくださることになりました。午後から顔合わせから戻ると程なく約束の時間となりました。ちょうど雨が降り始める中のご到着でしたが、いつもの始終穏やかな雰囲気を漂わせながらしばらくお話をさせていただきました。息子も落ち着きはないものの、ちゃんとその場にいてくれました。

方丈様は最近まで教職に就かれていて、校長先生までお勤めになった方です。時折息子にも話を振りながら話を進めてくださっていたのですが、それがなんとなく楽しそうに見えました。天性のものですかね。

弁事を務めるには暗記することがたくさんあるのですが、息子は早速練習を始めました。これは正直意外でして、嬉しかったです。

本日最後の用事は夜になってから。今年祭典支部長を勤める同級生とともに、書類の作成です。夏祭りの時にも同じようにして、いくつかの書類を作りました。今回もまた、あーでもないこーでもないと、2時間ぐらいかけて作りました。まだ一部できていませんが、これは時間をかけてじっくり点検が必要な書類なので、締め切りまでに私が仕上げることにしました。

あっという間に22時半です。時間が経つのが早い。

未明には北海道で大地震が発生し、夜までにだいぶ被害状況が判明して来ましたが、土砂崩れによる犠牲者が出てしまっています。街中でも液状化現象でたくさんの住宅が被害を受けています。そして多くの人にとって一番深刻なのは、停電ですね。一部では復旧が始まっているようですが、まだしばらく時間がかかりそうです。

心配なのは、その広さ。本州とは規模感が違います。まだ判明していない被害があるんじゃないかと、気になっています。

そして大阪。台風被害の情報が、一気に地震の情報にかき消されてしまって、現在の状況がよく分かりません。テレビもネットも、地震ばかりになってしまいました。必要な情報がどこかで停滞していないかも心配です。

立て続けに災害に見舞われた日本ですが、無事に生活できている地域の人間が行うべき支援は、もうここ数年の災害ではっきりとしました。お金を届けることです。これが一番確実に役に立ちます。一般的には日赤を通して義援金を届けるのが一番確実だと思います。菩提寺と同じ宗派で被害にあったお寺さんに届けたい場合は、各宗派で義援金の受付があるはずですので、そちらへ。

報道を見て心が痛んだ方は、ぜひ義援金を送りましょう。

宗務所日記 20180905

今日は教区長会。年に4度開かれるうちの1回です。檀信徒研修会の募集が締切になったので、そのとりまとめが普段なら一番の議題です。最近恒例ではありますが、もう少し参加者が欲しいということで、継続募集になりました。正太寺からの参加者は、私を除けば1名だけです。誰か永平寺行きませんかー

その他、年に一度開かれる和尚の研修会、現職研修会についていくつかの確認事項。寺族さんの研修については今回管外へ出かけての研修ということで、その旅程などが報告されました。

現職研修に絡んで防災寺子屋についても議論があり、そして最後に、宗務所費についての宗務所からの提言を行いました。宗務所報にも同じテーマで原稿を書いているところですが、教区長会に於いてはもう少し突っ込んだ形の議論を行いました。このテーマはなかなか難しいです。議論の中身については、このタイミングでは公に出来ません。お察しください。

会議は3時間に及びました。久し振りに長かった。途中で目の筋力も疲れたようで、膜プリズムレンズを貼ったメガネをかけないと、対面している教区長さん達のお顔がしっかり見えない状態でした。でもやっぱり筋が気になるから、組み込んだレンズを早く作りたいなぁ。

12日に貼り直しのために眼科へ行くので、ついでに処方箋を出してもらえないか聞いてみるつもりです。貼り替えるだけなので診察は予約してないんですよ。ダメって言われるかなぁ。次の予約は月末なので、まだ当分先なのです。

台風の最中ですが、原稿を書いて同僚に丸投げするということをしていました

だんだんと怪しい雰囲気が近づいてくる午前中。昨夜だいたい仕上がった宗務所報の原稿を、段組レイアウトして掲載イメージに近くして、文字数を調節。その後、PDF化して職員で使っているFacebook Messengerのグループへ投げ込みました。

内容がセンシティブなのです。これを私が一人で背負い込むのは重みを感じます。一応回覧のようにして目を通してもらい、なんとなく責任をなだらかにする様なイメージ。現実はともかく、私の心の重荷が少し軽くなればそれで良いのです。

その後はお役僧。雨が強くなる前に帰って来れました。葬儀が一通り終わるまで、台風が本格化しなかったことを願うばかりです。

静岡県の西の果てにある湖西市で、台風が本格化したのは15時過ぎから。風がかなり強くなりました。雨はそんなでもなかったです。夜中の方が強く降るみたい。南側は雨戸やシャッターでがっちり固めてあるので、境内の様子が分かりません。枝が飛びまくってるんだろうなぁ。大物が飛んでいないことを祈っています。

Twitterを眺めていると、大阪からの衝撃映像がたくさん流れてきます。やはり普通の台風とは全然違ったようです。トラックが簡単に横倒しになったと思ったら、さらに数メートル吹き飛ばされていたり。屋根が飛ぶ映像も何種類もありました。夜になって死者の情報も報じられ始めました。台風が来ると、少なからず亡くなられる方がいらっしゃいます。必ずです。あまり想像したくありませんが、台風の規模に対して亡くなられた方の人数が少ないです。今後、被害状況が明らかになるにつれ、どんどん増えていくことになりはしないかと心配です。

大阪近辺の電車は、昨日の段階で運休を発表していました。おかげで休業になった会社も多かったように見受けられます。安全なところにいるのが一番です。湖西市も昨日の午前中の段階で、小中学校の休校を決定していました。天気予報を信用すれば、台風の風雨が本格化するのは今日の午後からとなっていたのに、スパッと休校にしてしまう。親としてはとても安心していられました。出かけてしまえば、帰って来るまでずっと心配していなくてはなりませんから。ありがたい判断でした。合わせて親御さんたちの職場もお休みになっていてくれたら良いんですけれど。

まだ台風は北日本へ影響を及ぼしています。どうかこれ以上、人的被害がありませんように。