書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所予算所会

宗務所にて、平成29年度予算案の審議が行われました。例年にもまして赤字の増した予算案ではありましたが、その必要性について所会議員の皆さんにご理解をいただき、原案通り可決されました。

来年度の年間予定がほぼ固まったのが12月頭。そこからは正太寺の暮れどきが忙しくて予算案に下ろすのは1月になってからとなりましたが、さらに1月中旬の役員会で年間予定に異論が出なかったたため、予算編成も本格化しました。もう6回目なので素案はすぐに出来ましたが、細かなところでの調整を繰り返してきたこの2月。

今日の可決をもって、ようやく一息入れることができます。

前例のないことではありますが、もし可決されなければ再度予算所会を開くことになり、4月1日に間に合わなければそれ以降、お金の出し入れはできないことになります。こうした場合の対処について、なんら取り決めはありませんし、どうしたら良いのかと右往左往するしかありません。

こんなことはあってはならないことであり、それを避けるために我々事務方は非の打ち所のない予算案作成を目指しますし、所会議員の皆さん(第四宗務所の場合は全教区長が務めます)も真剣に審議をしてくださいます。真剣な審議がなければ、事務方も真面目に予算案を作りません。適当な予算案が提案されて、おいおいこれじゃまずいだろ、ってことにならないためには、やはり毎回の審議が大事ですね。

第四宗務所では、予算所会の後は引き続いて教区長会が開かれます。こちらの主な議題は檀信徒研修会を任せる旅行業者選定。今回は、事務方としては後々の展開にやや心配の残る事態が発生しましたが、兎にも角にも旅行業者と旅程が決定しました。策定された年間予定の実施に向けて、その準備が徐々に進行しています。良い調子です。

そして夜は、消防団の訓練。先月引き続き、震災対策訓練ということで、重量物の搬送方法や、チェーンソーやカッターの使い方を学びました。いずれも知っておいて損はない技術。団員たちも興味を持って訓練に臨んでいました。

朝から夜まで忙しい1日でしたが、いずれもが無事に終わり、とても心地の良い1日の終わりを迎えることができています。次のミッションは週末の消防団分団旅行。団員達との旅行は楽しみでもありますが、費用の面で心配も多いです。このことを思うと、精神が病みそうです。

いろいろ捗るよ

少しまとまった時間が取れたので、いろいろ捗りました。といっても、夕方に四十九日のお勤めがあるため、それを気にしながらの作業になってしまって、なんだか尻切れとんぼな成果となりました。

その場その場に集中できれば一番いいのですが、お勤めがあると思うとどうしてもそこに神経が行ってしまいます。まだまだ緊張するのですよ。

デスクトップの模様替えをしようと思えばする時間もあったのですが、これはちょっと我慢。これもまた、明日の予算所会を控えて、なんとなくいじるのを躊躇しました。お寺の仕事環境を模様替えしても、宗務所の仕事環境には影響はないのですが。心理的にね。

そうこうしているうちに、当初予定していた模様替えだけではなく、机の上の物の配置転換によって、スペースの有効活用がはかれるのではないかという可能性が見えてきました。たまには先延ばしが良い効果を生むことがあるようです。模様替えがさらに楽しみになってきました。

宗務所日記。そして長い間放置していた書類の整理を。

明後日、予算審議をする予算所会。昨夜の引継会の疲れが残っていますが、休んでいる場合ではありません。

いや、ほんとはもう少し休んだ方が能率がいいのかもしれないけれど。

予算案と関連資料をもう一度チェック。細かなところまでは見れませんが、体裁がおかしくないかとか、そんなレベルのチェックを。そんなに大きくない金額ですが、管内のお寺さんから預かるお金の使い方を決める予算書ですから、丁寧に作成しているつもりです。

お寺に戻ってからは、しばらく放置していた書類の整理に取り掛かりました。急ぎの仕事がないときにしかできません。多分今はそれがないから、やります。

もう一昨年になりますが、わざわざ東京まで行って出席してきた、文化庁主催の宗教法人の主に会計と税務に関する勉強会。その時の資料が処理をせずにとってありました。

勉強会の中身は役立つ部分も多く、頭に入れて活用していますが、資料を放っておくのも勿体無いなというわけで、ScanSnapで読み込み、Evernoteへ流し込んで、参照しやすくしました。ちょっとした書籍の体裁をとった資料もありましたが、容赦なく解体してScanSnapへ投入。資料自体は廃棄処分です。

これでまた、机の周りが少しだけスッキリしました。思うところあって、仕事机の上を模様替えしようと計画していますが、資料整理をしたおかげで頭の中が各種整理モードになっています。模様替えにも向いている心持ち。今夜はちょっと手が出ませんでしたが、予算所会が終わったタイミングで、いっちょやってみようかと思っています。

新旧三役引継会 〜班長を交えて〜

三役の引継会です。中身は、班長を交えての懇親会です。第七分団は慣習により、新入団員にして分団長、というケースが当然のように発生します。私もそうでしたし、多くの先輩たちがそうでした。そのため、入団したては自分の分団のメンバーすら誰が誰やらわからないのです。

そこで、旧三役が、新三役と、まずは班長との間を取り持って、今後の分団活動が円滑に行われるようにと懇親会を催すのです。

分団長以下三役は本部から受けた指示を現場に合わせて伝達し、班長はそれを団員を指揮して実行する。これが基本的な形ですから、班長との間に信頼関係があれば、三役の技能はさほど問われないのです。むしろ、災害現場での団員の安全確保など、全く別種の技能が必要とされます。これは団員を経験していたとしても新たな経験となりますので、その意味では他の分団三役と差はないことにもなります。

大きな差は、やはり団員の掌握について。これを、班長を通してなるべく早期に達成するのが最重要課題。今日の懇親会は、その意味でとても大切なのです。

というわけで、晩に詰所に集合し、懇親会場へ。終わる時間は新三役次第です。2年間の任期中、三役が唯一主役になれる、貴重な日なのです。これ以降は、団員が帰るというまで帰れない。私は帰りましたが、その分、三役の残り二人、副分団長と部長に負担がかかっていたわけで。仕事のためとはいえ、ごめんよ。

こう書くと大変そうに思えますが、団員が懇親会を催すのは、新入団員の歓迎会と、新年会、この2回だけです。消防団というといつもお酒を飲んでいるイメージが付きまといますが、今の時代、そんなことはないんですよ。地域差はあると思いますが。若い子はお酒飲みませんしね。

年に2回。たった年に2回です。この2回で、訓練や災害出動、それ以外にも色々と用を頼んだ労に報いようというのですから、その時ぐらい団員が気がすむまで付き合おう、というのが7分団の付き合い方です。上の立場のものが下の立場のものを連れ回すという構造と真逆というのが、今のところうまくいっている要因かもしれませんね。

もちろん、社会情勢や世論にも気を配りながら、少しずつ方法を変えていくことになると思いますが、そうであっても、一番大事なのは団員が楽しめるか、これでまた一年頑張る気になれるか、という点です。この点については、現役団員しか意見する資格はないと思っています。

最近は新聞ネタにもなる消防団員の懇親会ですが、真面目に活動している消防団について、否定的な意見をしたい気持ちがおありでしたから、その消防団に入団するつもりでご意見を出していただきたいと、もし第七分団の周辺にそういう異変があったら、大きな声で言う気持ちを持つことで、後任の三役を応援していこうと思います。

まずは自分の残りの任期を全うすることが第一ですけどね。

少し寂しくなってしまうな

湖西市内の御老僧の訃報が飛び込んできました。近年、体調が思わしくなくなり、年齢を考えるとかなり早めに後任に住職の位を譲られておりましたが、普段の生活には支障がないようで、変わらずお元気という話をよく伺っていました。

それが突然の御遷化。ビックリしました。

朝その報を受けたのですが、法事がありましたので、勤め終えた後に師匠とともにお悔やみへ。

突然のことだったようで、お顔も以前同様のお姿のままでした。

個性的な言動、愛嬌のある笑顔。伝え聞く評判は評価が分かれておりましたが、なかなかに魅力的な方でした。

まだ75歳。少しばかり早いように思います。もう少し、賑わし続けていただきたかった。

長い長い会議

睡眠不足の影響もあり、途中で頭がぼうっとしてしまいました。3時間半に及ぶ職員会議。さすがに長かったです。

テンポが悪いわけではないのです。議題が多く、ひとつ一つのボリュームも大きかっただけです。来週の予算所会に向けての予算書案の確認が私の担当でしたが、割と早く済んだと思います。

予算所会に続いて開かれる教区長会で検討していただく、檀信徒大会、檀信徒研修会についてのいくつかの事項について、職員があらかじめ理解しておくための確認や、そもそも企画内容についての検討に時間を要しました。

これと同じ内容を、来週の水曜日に行います。その日の夜に消防団の月例訓練があるのですが、これは遅刻確定だなと、思わずに入られませんでした。

昨日の打ち合わせで遅刻するからと言ったような気がしますが、言っていないような気もします。再度確認しておこう…

最後の消防団定例会

分団長会議と通称される、消防団本部での定例会。毎月第三木曜日に開催されてきましたが、私が出席するのは今日が最後です。

来月からは新分団長が、任期開始前ではありますが、早々出席となります。4月5月の予定の確認がメインですので、新しいメンバーで行う必要があるわけです。

最後の会議でしたが、嬉しさはありますが寂しさという感覚はありませんでしたね。やはり。同期の分団長方に会う頻度が極端に減ってしまうのは寂しいですが、会議自体にはそこまで感傷に浸る要素はありません。

団長がさばさばした方で、会議の進行が非常にテンポが良かったので、それを懐かしく思うことはこの先度々ありそうです。長い会議に出くわすたびにね。

会議終わって、詰所に寄ってこちらでは分団の打ち合わせ。本部の予定と分団の予定を確認して、連絡班長には今まで通り良いタイミングでの団員への連絡を依頼。また、来週末には分団旅行も計画されているので、その確認もいくつか。

今週末には新三役を交えての引継懇親会もあります。いろいろ確認事項がありました。

分団独自の訓練は、3月下旬の一階を残すのみとなりました。こちらはさすがにちょっと寂しく感じます。団員たちとわいわいやるのは楽しかったですから。

三役があんまり終了モードだと、士気に影響も出ますのでほどほどにしなくてはなりません。班長以下、団員は来年度も引き続き頑張っていかなくてはなりません。自分たちのことは差し置いて、来年度に向けて向上心ある三役っぷりを見せられるよう、努力しようと思います。