書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

机を片付けようと頑張る

昨夜から、仕事机の上を片付けようと取り組んでいます。書き物をする部屋は寺務所であり、私が仕事をする部屋は別にあるので、散らかっていてもお坊さんらしい仕事をする上では問題ありません。ただ、日々の仕事の大部分は、この散らかった机の上でこなしています。

写真?

見せられませんね。

手元にも回ってくる書類という書類をScanSnapで電子化してゴミ箱へ直行させているというのに、なぜこんなにも溜まるのかというのが不思議なのですが、溜まるのですから仕方ありません。

すぐに捨てられない書類というのがどうしても存在していて、それらを一時的に収納するスペースが慢性的に不足しているのが一番の問題です。

でもこれは部屋のスペースが不足している問題に直結しますから、そう簡単に解決できません。今回は、そこまで解決するべく、片付けに乗り出しています。

スペースを作るには、他へ移すか、捨てるか、です。だいぶ捨てていますし、だいぶ移してもいます。しまう場所の見つからないものがまだ邪魔していてスッキリ行きませんが、だいぶ片付いてきましたよ。

私の身の回りで一番無駄に存在しているものは、ちょっとした付属品です。目につくのは、マイク付きイヤホンのステレオプラグ部分をL型にするためのアダプタとか、腕にスマホを取り付けるためのケースの、ベルトの長さを延長するパーツだったり。

他には、ちょっとしたデジタルデバイス小物を買うともれなくついてくるUSBケーブルも行き場がなくてウロウロしますね。

不要に思うのですが、もし後で必要になったら、と思うと捨てられない。貧乏性ですからしょうがないんですけれど。1年の間に使っていないものはどんどん捨てればいいと思うんです。占有しているスペースもコストと考えれば、とても無駄に使っていることになります。賃貸マンションじゃないので、コスト換算は難しいけれど。

子どもたちが誕生日に贈ってくれた手作りの肩たたき券。とても大切な宝物なのですが、どう保管したいいかわからず、いつでも手の届くところに置いてあります。日が当たる部屋ではないので色あせたりする心配はないのですが、いつまでも机に乗っていると、放置しているように見られかねません。

Appleの修理サービスを利用した時の返送伝票も置き場所に困りますね。確実に届くまでは保管しておきたいし、でもしまってしまったらおそらく廃棄するのを忘れるでしょう。かといって机の上にあると、美しいわけがありません。

いくつか案は出てきますが、いずれもマメでないと出来ないことばかり。これでは、今回綺麗に片付けたとしても、すぐにまた同じ状態に戻ってしまいます。片付けをしながら、日々発生するそうしたものの処理方法を確立しなくてはなりません。この夏42歳になろうというのに、まだ確立できていないのは問題かもしれませんね。

保証書や、購入日を証明するためのレシートとか、あれらも困りますよね。どんどん溜まっていきます。

今日から初どきが始まって落ち着かない毎日となりますが、時間をかけて散らかりにくい姿を、今度こそ確立したいと思います。

一応、休日

少し仕事はあるものの、ほぼ休日でした。妻の実家へ行ったり、ゆったりと過ごしました。日中は。

夜になってからは、昨日撮影した空撮のデータを変換しています。4Kで撮影したデータは、消防団係へ渡して、消防職員が撮影したビデオと合わせることで音も入り、きっといい具合の何かしらが出来上がるんだと思いますが、編集作業するのに4Kデータはもしかしたら重すぎるかもしれないなと思いまして、想像するに最終出力は大きくてもHD画質でしょうから、そこまで解像度を落としたデータも作成しておこう、というわけです。

プロに頼むのであれば4Kでなんら問題はないのですが、お金のないところがプロに依頼するとはとても思えなくて。

ただ、この変換作業もなかなか時間がかかります。作業に使っているのは昨年末に購入した最新のMacBook Proです。それでも、1分の動画を1分で変換できません。設定値を高画質に振って変換すると、倍以上の時間がかかっているようです。

USBメモリにでも突っ込んで、提出が必要な書類とともに明日、消防署まで持って行こうと考えていたのに、忙しい夜になってしまいました。

Adobe Premiere Proを使い始めて間もないので、こんな変換作業でも一つ一つ様子を見ながら、勉強しながらです。いい機会だと思って頑張ってます。

最後の出初式

分団長として最後の出初式です。消防団員としても最後になります。まだ2回目ですけど、最後の出初式なのです。

制服着るのも今日が最後ですね。年に2度、入退団式と出初式しか着ない制服。貸与されるのは分団長以上の階級なので、貴重な経験をさせていただきました。

で。

2回目の出初式、やる事も分かっているし、さして緊張もせずに迎えられるつもりでいたのですが、秋の終わり頃から始まった空撮しようぜ運動のため、大変な緊張をして迎えることとなりました。

国交省の許可も必要なため、必要練習は一通りしておりますが、それでも屋内での飛行は緊張します。GPSを頼りにしないで練習はするわけですが、普段屋外を飛ばすときはGPSを使うに決まってるんです。だってその方が安全安心。

しかしGPSの電波がほとんど届かない屋内では、それらの強力な補助機能をオフにして操作しなくてはなりません。それでもまだ他のセンサーを使うことによる補助機能は働くため、小さなドローンを飛ばすよりは簡単であると思うのですが、静止させることほぼできない状態で、カメラの写りを気にしながら操縦するっていうのは、気の使う作業でした。

体育館の中で行われたラッパ隊の訓練披露と、少年消防クラブの訓練披露を撮影したのですが(これは当日に急にやることになった)、体育館はドローンにとって、決して広くないんですよ。ちょっとスティックを倒すだけでものすごく移動します。高度も制限されるため、全体を収めたまま移動させようとすると、とても細いライン上を狙って飛ばすようなことになります。

ここでいくら書くよりも、一度体験していただくのが一番簡単なんですが。

ですから、屋内での空撮動画を見るときは、そういうことを念頭に見ていただくと、撮影者の腕というものに感嘆していただけるんじゃないかと思います。私の腕では、カメラのアングルを上下させながら自在に飛ばすということは、まだとても出来ません。腕を磨かなくては。

屋外に移動して、運動場を使っての大型ポンプ操法の撮影は、GPSを使った制御をフルに活かして行いましたので、とても気楽でした。いくら高度を上げてもぶつかるものはありませんし、やはり外は広いです。

何人か、ドローンが気になって話しかけてこられた来賓の方がいらっしゃったので、うまいこと有償の空撮依頼でも入れば、生活費の足しに出来るかもしれません。これは当初から妄想していることですが、本当に上手いこといったら、個人事業主になって給料もらえるぐらいになりたいんです。お寺からの給料を減らせるぐらいに稼げれば、お寺で貯金ができて、修繕なんかもしやすくなります。

最も、修繕などのお寺の維持管理は本来お檀家をはじめとした信者の皆さんに頼って行うのが古来からの本筋でして、自分でお金を稼ぐなんてことはもっての外なのですが。

ま、夢のまた夢ですからね。気楽に構えて、必要とされれば期待に応えるぐらいで行きますよ。本業でされている方の迷惑になってはいけませんし。腕が立つなら勝負すればいいわけですが、そんな腕もないですし、機材だって予備機も無い状態ですし。

で、今回緊張した一番の理由は、狭い屋内飛行への不安よりも何よりも、撮るべき映像が決まっていなかったことです。一発勝負ですから、せめてどんな映像を撮るかのイメージぐらいは依頼者と共有するべきなんですが、お互いにその辺りなあなあで、その場の判断に任せられていました。これではどうしたって素人画になってしまいます。

どうとったらかっこいいとか、私も経験が無いですから仕方ないのですけれど、ちゃんとやるなら修業に出てノウハウを学ばなくてはなりません。それがなくて出来るとしたら、かなりの才能と努力ってことです。

今日の出初式、空撮のためもあって、団員と一緒にいる時間の短い1日となってしまいました。それが唯一残念な点です。ちょっと寂しいのです。

ドローン撮影の準備で冷や汗

明日の消防出初式で、空撮をします。私がドローンを持っていることはあっという間にバレていたのですが、それを使って撮影をしようという話が持ち上がったのが冬の始まりの頃。それから国交省許可申請をしたりして、なんとか間に合って空撮が本決まりとなったのが先月の27日。

12時間後にはほぼ撮影を終えているこのタイミングになっても、まだどんな画を撮ったらいいのか分からないんですが、ともかく支度をしなくてはなりません。

ドローンによる空撮ですと、音声が録音できません。羽がやかましいから。消防署の職員によるビデオ撮影もするのですが、一応こちらでも用意はしておこうと、手持ちのビデオカメラの充電と、メモリカードの整理を始めました。

家庭用ですので、主には子どもたちの発表会などのビデオが入っています。ズボラなので未だにパソコンに取り込んでもいないものがたくさんあり、それらを取り込んで中身を空けようとしたのですが。

Adobe CCを導入したので最近は積極的にそれらをつかっているのですが、まだ扱いに慣れないため、メモリカードからの読み込みすら、なかなか一発で思った通りに読み込むということができないでいます。

今回も失敗して、読み込みをし直そうと、読み込んだデータを消したところ。ちょっと選択を間違えまして、メモリカード内のデータが全て消えてしまいました。

写真や普通に1つのファイルになっている映像データならば、ゴミ箱に移されたものを元に戻すだけでこと無きを得るわけですが、今使っているビデオカメラは、AVCHDという1つのファイルの中に複数の映像データを格納する方式をとっています。

そのせいで、ゴミ箱には入らないは、データは綺麗に消えるわで、もうてんやわんや。嫌な汗かきました。

最も、まだ消したばかりです。メモリカードに上書きで何かをコピーしたりしない限り、復元は容易です。

フリーソフトを探してきて、削除されたファイルの痕跡を探すと、すぐに見つかりました。多分全部。多分ね。

ファイル名の先頭が#に置き換えられてはいますが、データそのものは無事です。ファイルのタイムスタンプも残っているのでありがたい。写真のように撮影時の各種データを格納するEXIFデータというものがないので、ファイル自体のタイムスタンプが、日付と時刻を特定する唯一の手段なのです。

しかしいっときは焦りました。元に戻らなかったらどうしようと、大切なビデオですからね。さっさとパソコンに取り込み、バックアップもとって、安心して明日を迎えたい思います。

AppleとGoogleで連絡先を共用するのに苦労する話

昨日も書いたスマホ子機の話の続きになるのですが、今まで使っていたスマホiPhoneばかり。そこにAndroidを加えるために、連絡先データの移行と、世帯主が亡くなられて交代されたケースの反映をしようと、取り掛かりました。

チョチョイのチョイで出来る予定だったんです。ところが、昼から夜中までかかる大仕事となってしまいました。

檀家さんの住所録から名前とふりがな、電話番号を抜き出して、Android機に同期するGoogleアカウントの連絡先にインポートすればだいたい完了なのですが、iPhone子機の中には、そこにしかない連絡先データも入っています。

スマホ子機導入以来かかってきた電話で、相手の分かるものについてはどんどん連絡先データに登録してきたのです。この新たに加えたデータだけをぬき出せればまだ話は楽だったのですが、実はこれがとても難しい。後から加えたデータかどうか判断する材料が連絡先データのどこにもないのです。

仕方ないので、住所録から抜き出したデータとすでにあるデータを統合して、Googleの方へ渡すことにしました。そしたらこれがうまくいかない。

iPhoneの連絡先をGoogleへ渡すには、一旦vCardというデータに書き出すことになります。これは最も単純なデータ形式であるテキストファイルになっていて、テキストエディタを使えば中を見ることが出来るのですが、フルネームを表記するのに「FN:穴水正哲」というように書かれているんです。

ところが、iPhoneから書き出されたデータはなぜか「FN:正哲 穴水」となっていました。姓と名が逆になった上に、間に全角スペースが入るという謎仕様。

住所録から書き出したデータをGoogleに読み込ませて、わざわざvCard形式に書き出して確認すると、こちらは「FN:穴水正哲」となっています。

どちらもそれぞれの連絡先アプリで見ると全く同じデータに見えるのですが、この内部の違いのせいで、同じ人のデータとして認識をしてくれません。檀家さんの名前が、全員2回ずつ連絡先に出てくるんです。

Googleさんの連絡先管理機能は賢いので、本来は重複した連絡先として、うまいことひとまとめにしてくれるというのに、全然うまく働いてくれませんでした。

FN:にまつわる原因発覚までにも随分時間がかかりましたが、対処法を見つけるのにもだいぶ時間がかかりました。最終的にはテキストエディタの置換機能を使って、「FN:」の項目を空欄にしてGoogleへ渡すと、まともなFN:を作ってくれることが分かりました。もう一度それをiPhoneへ渡し、さらにvCard形式に書き出して見ると、今度はちゃんとしたFN:になっていました。

最初にiPhoneに登録するときに何かミスをしたのか、そこのあたりの原因は調べようもありもせんが、ともかくなんとか解決です。

無事にiPhoneスマホ子機にも、Androidスマホ子機にも、全く同じ、しかも最新の連絡先データを登録することができました。

住所録に変更を加えたら双方に自動的に更新がかかるようにできたらいいのですが(どちらもデータはクラウドに存在しているので、不可能ではない)、それをやるとするとかなりたくさんの勉強をしないといけないので、思い描くだけにしておきます。

今日は他にもやりたいことが色々あったけど、ほとんど出来ずじまい。でもこの作業の優先度は実はかなり上位にあったのです。電話はお寺の中では重要な装置なので、より使いやすく、より記録に残しやすくする努力は怠れません。その意味では、いい仕事のできた1日であったとも言えます。

年末のお買い物をようやくセッティング

大晦日にAmazonから届いたVE-GDW54D。電話機です。ようやく開梱しまして、寺務所に据え付けました。全ての作業時間15分ぐらい。やたら早い。

一つ前の世代に当たるVE-GDW03DLを現在使用中で、設定方法は同じ。だからセッティング作業が早いんです。そしてこの2機種はスマホを子機にできるというのが特徴で、そのスマホ子機を増設するために、親機を増設したのです。

これだけだと何を言っているのか分かりませんね。

VE-GDW03DLに増設できる子機は全部で6台。そのうちの4台をスマホ子機に出来ます。これでは足りなくなったので、親機を買い足して、スマホ子機をさらに増設したのです。

スマホ子機に使っているスマホは、すべて再利用品。子機を買うと高いですから、スマホで代用が最高です。

そして、スマホ子機の最も良いところは、電話帳の扱いにあります。固定電話というのは、いまだもって電話帳登録件数が最大100件という製品がほとんど。檀家さん全員を入力するのには、正太寺の規模であっても足りません。

その点、スマホであれば容量の許す限り登録できます。電話帳にしか記憶領域を使わないと仮定すれば、事実上無制限と言っても良いでしょう。

ナンバーディスプレイも導入しました。スマホ子機には檀家さんの電話番号がすべて登録されています。檀家さんが固定電話でかけてくだされば、ほぼ確実に、どなたからの電話か確認をして受話器を取ることができます。

これだけでも、電話に出る時の心理的プレッシャーはかなり低減されます。お金をかける価値のある部分です。

ちなみに、電話に出るときに使うのは、専ら普通の子機です。スマホ子機で受話することは滅多にありません。子機間転送のやり方や、通話品質、その辺りのことを考えると普通の子機で受話した方が楽ですし、私以外の師匠や母に教える手間も省けます。スマホの画面で相手を確認してから出られるようになったよ、という説明だけで済みます。

フリーダイヤルからの着信は出なくていい、とかもね。

ですので、実際に運用している子機は2台。元々は3台あったのですが、紛失しました(作務中に車の屋根に乗せたまま…)

親機にくっついていて使わない子機が1台あり、それにプラスしてスマホ子機を3台運用中でした。子機とスマホ子機がセットで存在していたと考えてください。

これだと私の作業場で電話に出る際にスマホで確認できない状態であり、また、寺務所に普通の子機がない状態でしたので、その改善のために、今回の親機増設となったのでした。こんな便利なのにAmazonで1万円です。後継機が今後も出てくれるのかどうか不安な存在になってますが、とても便利なのでみんなで買って廃盤にならないようにご支援ください。

そんなわけで。ラッパ訓練の代理出席を部長にお願いするほど込み合った1日を過ごしていましたが、ここ数日頭に引っかかっていた電話機の設置がなんとかできたというお話でした。

頭痛と戦う一日

久しぶりに一日頭痛でした。かなり辛い日となりました。SG顆粒があまり効かないというショッキングな状態で、こうなるともうどうしようもありません。

少し睡眠をとってみても、さっぱりよくならず。

晩にお通夜があり、その後、護持会の監査に備えて会計さん、総代さんたちと会合を持ったのですが、ラスト30分ぐらいは頭痛と気持ち悪さでとても厳しい体調でした。

終わってから、栄養ドリンクを飲んだら少しは良くなるのかもと思ってリポDを飲み、そのまま必死の思いでお風呂に入り、お風呂から上がってしばらくしたら体調が持ち直してきました。

寝っ転がるか、吐くか、どっちかしないと倒れてしまいそうな状態だったのに、今はこうして日記も書けていますし、書類の処理もできていますし、普段と同じことができるように思ったよりも回復しました。

体温を測っても特筆すべき数字にはならないので、風邪は関係ないと思いますが、次女と長男が風邪をひいていますから、うつってもおかしくない環境にはなっています。

色々細かな要素が積み重なってのことかもしれませんね。明日は葬儀、こんな体調でてはとても持ちません。早めの睡眠で、万全で臨みたいと思います。