書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

運動会、さらに順延。安心して勤めに励む。

朝から結構な雨。運動会は明日に延期となりました。明日の天気予報は、晴れではないけど雨でもない。良い具合の天気です。やれると思います。安心して今日を過ごせます。

午前中に法事が二件。師匠と二人、手分けでお勤めしました。その後、ご本寺様へ移動して、開山忌。ご本寺様の御開山様がいらっしゃらなければ、正太寺はなかったわけですから、直接的に大切な方です。

毎年10月第二土曜日に、欠かさずお勤めされています。昔は命日に合わせていたはずですが、近年は、参列されるお世話人さんがたの都合がなるべく良いようにという配慮からだと思いますが、必ず休日になるように設定されます。

今年も無事に勤まり、お寺に戻って16時半過ぎ。思ったよりも早い帰宅となりました。

数年前まではご本寺様の近くのお料理屋さんで、お世話人さんがたと一緒になって会食を催していたのですが、今はお料理を持ち帰るスタイルに変わっております。ああいう場がそれほど得意ではない私としては、早く帰れて楽になったのですが、今になってみると、ご本寺様のお世話人さんと話す機会なんてほぼありませんから、貴重な機会だったのだなと、若干もったいなく感じています。勝手なものです。

しばらく休みなしで過ごしてきたため、そろそろ休日が欲しくなってきました。明日は1日仕事がありませんが、代わりに1日運動会です。幼稚園の運動会ですが、1日がかりです。帰ってくる頃には文字通りヘトヘトです。休日ですが、休まる日ではありません。

それでも運動会を参観できるのですから幸せ者です。そのうちまた、休日の機会はやってくるものとおおらかに考えて、明日は息子の姿を追い続けようと思います。

延期された運動会。そして仕事に差し替えの土曜日。

なんと。運動会が延期されてしまいました。確かに朝のうち雨が降っていました。でも8時頃には上がる気配だったのです。予報では1日降っているような感じでしたが、降水量は0〜1mm。降ったってパラパラ雨が時々降る感じ。いけると思っていたのに。

しかし延期になってしまったものは仕方ありません。世のお父さんたちには申し訳ないものの、明日も延期になってもらい、月曜の体育の日に開催してもらうしかありません。私にとってはそれしかないのです。今のところ明日の予報は雨。今日よりもはっきりと雨。多分延期です。これは分かる。

息子の最後の幼稚園運動会ということで、一件予約のあった法事は師匠にお願いしてありました。しかし私の身が空いたので、私が行くことに。代わりに師匠は母を病院へ連れて行きました。最近ちょっと調子が悪く、何箇所かの病院を訪ねています。年のせいにされてしまって、徹底的に調べるというよりも、対処療法的に薬を処方する先生ばかり。今年の初めまではものすごく元気だったのです。急に、本当に急に元気が無くなったのです。年のせいにするには、家族としては違和感があります。医療技術を全面的に信頼しているからこそ、徹底的にやってもらいたいんです。

それはさておき。珍しく二週も続けて後席にご一緒させていただくことができました。楽しいですね。普段はなかなか話せないようなことも、食事をしながらじっくりと話すことができます。お檀家さんとの信頼関係を築くことのできる良い機会です。

最近は、せっかく誘っていただいてもそんな時に限って消防団の用事が入っていたりして残念なことが多かったのですが、先週と今週は良い具合でした。この先は慶弔会に消防にとやたら詰まってます。またしばらくご一緒できないかもしれません。来春以降のお楽しみにとっておくしかありませんね。お檀家の皆様、申し訳ありません。

宗務所日記

当番日です。全然集中できません。昨日の疲れがモロに出ています。

事後処理を進めたいところですが、精算はまだこれから書類が上がってくる段階なので、やれることに限りがあります。そんな事情も手伝って、なんだか仕事に乗り気のしない1日でした。

来客もなく、強制的に集中することもできませんでした。こういう時の私のパフォーマンスの悪さは、全然改善しませんね。

1時間ほど早く切り上げて早退し、来週慶弔会を開かれるお寺さんへ。最終の打ち合わせ会です。私も自分の担当部署の準備のために、なんとか時間ギリギリで駆けつけることができました。

全体で何か打ち合わせがあるかもと思ったのですが、やはりそんなものはなく、到着次第担当ごとの作業に入りました。

私は今回、知庫です。知庫補ではなく、知庫です。でも当日は写真係。責任者ですけど、当日現場にいないという素晴らしい配役。つまり、準備は万端に整え、当日は後顧の憂いなく写真をよろしくね、というわけです。期待に応えたいと思います。

同じ担当は宗務所の同僚でもあり信頼できる二人。私よりも仕事が丁寧だから、きっと入出金もバッチリ合うことでしょう。困った時には呼んでくれ、というようなスタンスで十分だと認識しています。

帰りは少しでも早いルートをということで、高速道路を利用。それでもお寺に戻ったのはなんだかんだ19時過ぎでした。ぐったりですよ。

そして明日は幼稚園の運動会。ちょっとお天気が心配ですが、日曜に延期されてしまうと、仕事の都合でほとんど見に行けなくなってしまいます。是が非でも明日の実施をお願いしたいところ。

お天道様!頼みますよ!てるてる坊主が不恰好なものしか作れませんでしたけど!

檀信徒本山研修会、2日目

本山での研修を終え、8時過ぎに下山しました。参加者からゆうちゃんのお墓へお参りしたいという要望が多く、添乗員さんが急遽案内してくださることに。

すでに山内には下山案内の放送が入っていたため、静岡県出身の修行僧が集まってきてくれていました。しばしお待たせすることになってしまいました。その間に撮った写真がこちら。

IMG_1216

山内には役寮という指導者としての立場で同安居がいて、彼の師匠と所長も親交があるため、見送りに来てくれていました。挨拶ついでに、研修の中にお参りも組み込んじゃった方がいいよと要望を。研修の一部ではおかしいので、閉講式から下山までの間に少し猶予を持たすようなカリキュラムができるといいですね。

總持寺さまを後にした一行は、一路東京へ。目的地は江戸東京博物館。こちらで見学の後、講釈師さんと共に近隣を散策、浅草ビューホテルで講談を聞きながらの昼食となりました。

お腹いっぱいで苦しいです。

今回の観光はこれでおしまい。この時点ですでに15時です。あとは一路郷里を目指します。道中、非常に順調だったのですが、それでも入出にたどり着いたのは20時半過ぎ。昨日の朝、6時からバスに乗った皆さんの帰着見込みは21時過ぎです。朝も早く、夜も遅くて大変申し訳ないことになりました。

帰りは手前のインターで降りて、先に乗った方から先に降りられるようなコースも考えられるのですが、バスの距離が伸びるとそれがそのまま料金に反映される仕組みになってしまったため、どうしても距離が短くなるルートを取らざるをえません。今回はそもそも赤字が確定している状態でしたし。

研修会ですので黒字である必要はありませんが、大幅な赤字は宗務所の財政力ではこらえきれませんので、避けなくてはなりません。でもこれがきっかけで次回の参加をためらわれてしまっては元も子もありません。難しいです。

今日のトラブルは、最後の最後、高速道路を降りてから私がバス酔いをしてしまったぐらいです。おかげでお寺に戻ってからも1時間以上使い物にならない身体でしたが。3号車の皆さんの中では、バスに酔ったという話は聞きませんでしたので、喜ばしいですね。

来年の研修会は本山ではなく、どこか別の場所へ行く予定です。行き先はまだこれから教区長さんたちと考えるのですが、本山とはまた違った魅力のある場所を選定したいものです。

檀信徒本山研修会、1日目

今回のバスは3号者。7時過ぎに入出を出発。実はこのバス、始発は6時なのです。高速に乗るまで、時間がかかりすぎて申し訳ないです。参加者数が多ければバスの台数も増やせて、各地を回る時間も短縮できるのですが…

今回は3台で行動しますが、これも実は、最初から赤字なのです。2台ならば黒字になりそうなのですが、それだと出発時間がものすごいことになってしまうので、泣く泣く。お寺さんも宣伝してくださってるとは思うのですが、本山に魅力を感じていただけないということの表れですから、とても悲しい事態です。

途中、芦ノ湖畔で休憩をしつつ、小田原の鈴廣さんでランチ。安定の美味しさです。

東名集中工事の影響を危惧していたのですが、順調に進めることができ、予定より少し早めの14時半頃、大本山總持寺様へ到着できました。

總持寺様到着後は、基本的にはご本山にお任せです。開講式を務めた後は裏に引っ込みます。職員は研修の場の撮影と、研修を円滑に進めるためのサポートの打ち合わせなど、しながら休憩もします。

バス乗車中は基本的には仕事モードですので、ここで休憩しないときついのです。私はバス酔い防止のために寝たりしますけど。

夜、少し事件がありました。プライバシーにかかわる問題のため詳細は記せませんが、最終的に全員が安堵できたのは23時過ぎでした。いやはや、無事に事が済んで良かったです。

それからようやく寝ることになったわけですが、よくよく考えたら、普段寝ている時間よりも早いんですよ。本山に来ているのに、なんか変な感じです。書記が一人体調崩していますが、それをもらわないように気をつけるのが、今夜の一番の仕事かもしれません。

お支度

明日から本山です。檀信徒本山研修会です。主催として迎える、さと、何回目の本山研修会でしょうか。もうよくわからない。

今年は總持寺様へお参りします。久しぶりに訪れる、懐かしの修行道場。あの頃に戻りたいとは思わないものの、懐かしさは感じるのです。

一泊だけですので、荷物は少なめ。しかし、法衣一式が必要になりますので、バッグは大きめ。

身の回り品は下着と充電器関連がほとんどですね。何にも要りません。iPhoneの充電ケーブルだけは何度も確認をしました。道中、バス3台に分かれますから、連絡取りあえないのは大変不便です。

それから、スマホをトランシーバー化するためのアプリも、動作チェック。簡単にチェックしましたが、音量レベルも調整して、これでなんとかいけるんじゃないかな。

何が楽しみって、トランシーバーでの交信が楽しみなのです。非日常を味わう感じで。

こうして仕事に楽しみを見出すのって、割と大事なライフハックです。好きなことしながらだと、きつい仕事も楽しくなるのですよ。その楽しみの部分を仕事にしてうと、ちょっとしんどくなりますから気をつけないといけません。仕事に向かない楽しみ、というのもありますから。

明日は7時過ぎの出発と、少しゆっくり目です。起床時間もいつも通りの5時過ぎで大丈夫でしょう。車酔いの薬も入れたし、よし、準備万端!

宗務所日記

水曜日から一泊二日で檀信徒研修会です。今日が準備に費やすことのできる最終日。書記さんたちは明日また資料の準備に集合するようですが、私はちょっと行けそうもないのです。やること溜まってるし。

先週の勤務中にさんざん悩んだ持っていく現金は、結局多めに持っていくことにしました。出金自体は明日行います。ちょっとでも持っている時間を短くするんです。

手数料無料で出金できるATMがそこかしこにあるので助かります。

旅行社さんも教化主事さんと最終打ち合わせに来ていまして、私も同席。不安な点は皆無ですね。担当の方が当日の添乗員でもあるのですが、お付き合いしている旅行社さんを見渡しても、おそらく一番安心感のある添乗員さんです。それも大きい。

思えばそこそこ長いお付き合いとなりました。趣味の話で盛り上がることもあるぐらい。宗務所の大きな事業を任せる旅行社の選定は、あいみつをとった挙句に社名を隠して教区長会にはかって選定しています。職員には決定権が一切ありませんので、担当者と安心して仲良くなれるというわけです。

ただ、社名を隠してのコンペでは、結局のところ旅程と金額だけで選ぶこととなり、旅行社の能力は比較対象に入らないことになります。そのデメリットはそこそこ大きいと思います。とはいえ、社名を出せばそこでいろんな思惑が働く可能性もあり、そうした点に疑念が寄せられた上での現在の形であるため、変えにくいですね。

お寺に戻ってからも、ついで書類を用意したり、頭の中は檀信徒研修会のことばかりという状態でした。お寺の仕事には手がつかず。

こうした生活もあと2年と少し。二足のわらじも長くなって元の状態が思い出せませんが、そりゃあもう、お寺の仕事に専念できるんだと思いますよ。きっと。